JR西日本は9日、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被害を受けた線区の運転再開見込みについて発表した。呉線・福塩線は12月中に全線運転再開。芸備線も三次~狩留家間を除く区間で12月中に再開できる見込みとなった。
広島・山口地区のJR線は今年7月に発生した西日本豪雨の影響により、多くの線区で運転見合わせとなったが、これまでに呉線三原~安浦間、福塩線府中~上下間、芸備線備後落合~備後庄原間・三次~狩留家間を除く各線区で運転再開(芸備線備後庄原~三次間、福塩線上下~塩町間は部分運転を実施)。現在も広島県をはじめとする沿線自治体や中国地方整備局・中国運輸局などの協力を得ながら、早期復旧に向けて取り組んでいるという。
今回の発表では、これまで12月中の運転再開予定とされていた線区の具体的な運転再開予定日が明らかにされ、福塩線府中~上下間は12月13日、呉線三原~安浦間は12月15日、芸備線備後落合~備後庄原間は12月20日に列車の運転を再開する予定となった。これらの線区で実施された代行バスは運行終了となり、呉線・福塩線は全線で運転再開となる。なお、列車での運転再開後も、徐行運転のため通常より時間がかかる場合がある。
残る芸備線三次~狩留家間については、橋脚が流された第1三篠川橋りょう(白木山~狩留家間)の復旧工事が順調に進捗した場合、2019年秋頃の運転再開を見込んでいる。
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