京阪ホールディングス・京阪電気鉄道は8日、座席指定特別車両「プレミアムカー」を3000系にも導入すると発表した。3000系用に「プレミアムカー」6両を新造し、全編成(8両編成×6編成)の6号車に組み入れ、2020年度中のサービス開始を予定している。
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「プレミアムカー」を連結した京阪電気鉄道3000系の外観イメージ
「プレミアムカー」は京阪電気鉄道初の座席指定特別車両として、2017年8月にサービス開始。既存の特急車両8000系(8両編成×10編成)の1両を改造し、6号車に組み入れた。車内は快適性とパーソナル空間の演出にこだわり、横3列(2列+1列)のリクライニングシートを配置。大型テーブルとコンセント、ラゲッジスペースも備え、専属アテンダントによるサービス提供も行う。乗車の際、乗車券の他にプレミアムカー料金が必要となる。
8000系に導入された「プレミアムカー」は既存車両の改造だったが、2020年度中に導入予定の3000系「プレミアムカー」は新造とされ、両開きの1扉車となる。車内の座席数は8000系と同じく40席。3000系の基本色である「紺・白・銀」の組み合わせを生かし、紺色(エレガント・ブルー)を基調とした車両デザインを考案。8000系「プレミアムカー」との調和も図り、扉回りに金色を配して特別車両のエントランスとしての存在感を際立たせている。
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3000系「プレミアムカー」は新造。6号車に組み入れられる
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8000系「プレミアムカー」は片開きの1扉車。3000系「プレミアムカー」は両開きの1扉車となる
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8000系「プレミアムカー」との調和も図った3000系「プレミアムカー」の車両デザイン
2017年8月からサービス開始した8000系「プレミアムカー」の車内・外観
3000系「プレミアムカー」の導入により、「プレミアムカー」の運転本数が拡大。昼間時間帯は原則として、淀屋橋～出町柳間で1時間あたり上下各6本運転される特急の全列車が「プレミアムカー」を連結した車両(8000系・3000系)による運転となる。
