パナソニック サイクルテック（以下、パナソニック）といえば、電動アシスト自転車のトップメーカー。特徴的なのが、「ショッピング」「通学」「子乗せ」など、ライフスタイルにあわせて使いやすい製品をラインナップしている点でしょう。
そんなパナソニックが、今年からベビー用品メーカーの「コンビ」と提携。共同開発の製品第一弾として、前乗りタイプの「子乗せ」電動アシスト自転車「ギュット・クルーム」を発表しました。
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コンビとの共同開発で誕生したギュット・クルーム。写真はコンビのコラボレートカラーを採用した1000台限定のオレンジモデル
今回のギュット・クルームは、コンビとのコラボレーションにより、パナソニックが以前からラインナップしていた「ギュット」シリーズをさらに使いやすくしたモデルです。ギュット・クルームは2モデル用意されており、ベーシックな「ギュット・クルーム・DX」のほか、シートクッションが付属し、ラクイック機能を搭載した上位機種「ギュット・クルーム・EX」があります。
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別売りのアクセサリーをセットした標準モデルの「ギュット・クルーム・DX」（写真左）と上位モデルの「ギュット・クルーム・EX」（写真右）
ギュット・クルームの最大の特徴は、名前の由来ともなった「クルームシート」を搭載していること。クルームシートとは、ギュット・クルームに搭載された新設計のチャイルドシートで、頭部部分の左右が張り出し、子どもの頭を包み込むようなデザインになっています。
頭部左右のクッションには、コンビが独自開発した低反発ウレタンフォーム「エッグショック」を内蔵し、衝撃から子どもの頭を守ってくれます。エッグショックは衝撃を吸収する素材で、会場では2m前後の高さからエッグショックに卵を落とすデモンストレーションも行われました。
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子どもの頭を包み込むような形にクッションが配置された「クルームシート」。1歳から3歳までの15kg以下、100cm以下の子どもを想定しているそうです
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取り外して洗える頭部クッションの左右部分にひとつづつ低反発ウレタンフォーム「エッグショック」が内蔵されています
高い位置からエッグショック素材に卵を落とすデモンストレーション。この位置から卵を落としても、割れることはありませんでした
使いやすさも向上しています。とくに目立っていたのが、子どもの乗り降りをさせやすくなったこと。
従来のギュットシリーズは、チャイルドシートの足元部分にフレームがあり、子どもを乗下車させるときにフレームを乗り越える必要がありました。ところが、ギュット・クルームはチャイルドシートにあるグリップバーを開けば、前面部分をフルオープンにできます。
このため、子どもをチャイルドシートに乗せるために、子どもの身体を高く持ち上げる必要がありません。さらに、子どもがつかまるグリップバー部分はソフトで柔軟性のある素材のため、子どもが頭や歯をぶつけてもケガがしにくいというメリットもあります。
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グリップバーを外せば、チャイルドシートの前面がフルオープンになり子どもを乗せやすくなります
安全ベルトもつけやすくなりました。ギュット・クルームは5点式シートベルトを搭載していますが、肩ベルト部分が座席から立ち上がっているため、子どもの手に通しやすいのです。ベルトの長さは、座席下のボタンで簡単に調整できます。
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肩ベルト部分がシートから立ち上がって配置されているため、子どもの腕を通すときにいちいちベルトを持ち上げる必要がありません。細かな部分が非常によく考えられています
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下のベルト部分をひっぱると、ベルトが締まります。ワンタッチで長さ調整できるのが便利
