歌手の宇多田ヒカルが6日、神奈川・横浜アリーナにて、約12年ぶりとなる国内ツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」をスタートさせた。

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    宇多田ヒカル、12年ぶり国内ツアーがスタート

久々にファンの前に姿を見せた宇多田ヒカルは、冒頭のMCで「こんな悪天候の中、来てくれてありがとう。最後にここでコンサートを開いてから、ちょうど8年。お待たせしました。本当に待っててくれてありがとう」と感謝。「皆さん、8年経っていれば、色々なことが、良いことも、悪いこともあったと思いますが、それは心の片隅において、今日は目一杯楽しんでいきましょう」と呼びかけ、ファンからの「お帰りー」の声で会場全体が包まれた。

また本編中には、作家としても活躍しているお笑いコンビ・ピースの又吉直樹と「Laughter in the Dark」をテーマにして制作されたショートムービーも披露。タイトル通りの宇多田ヒカルの世界を数々の名曲とともに表現した。

同ツアーは、横浜、福岡、名古屋、大阪、埼玉、千葉を巡る全12公演のツアーとなっており、ツアーファイナルとなる12月9日はデビュー20周年目にあたるメモリアルデーとなっている。

宇多田は、2010年12月に開催されたライブ「WILD LIFE」を最後に「人間活動」を宣言し、一時アーティスト活動休止期間に入っていたが、2016年4月に配信シングル「花束を君に」「真夏の通り雨」のリリースによってアーティスト活動を再始動。2017年3月にはEPICレコードジャパンにレーベル移籍した。また今年6月27日に7枚目となるアルバム『初恋』を発表。そして今回12年ぶりのコンサートツアー「Laughter in the Dark」の開催し、デビュー20周年を迎えるにふさわしい精力的な活動をみせている。

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撮影:岸田哲平