日本郵便とJR東日本は5日、両社のネットワークなどを活用した物流トライアルを実施すると発表した。今回は日本郵便の運送ネットワークとJR東日本の新幹線を活用し、11月7~9日に東京駅地下1階「動輪の広場」で開催される催事「行くぜ、東北。東北6県絶品集合」において、朝に収穫された農産物を当日午後に販売する。
両社は6月12日に締結した「日本郵便とJR東日本の地域・社会の活性化に関する協定」にもとづき、さまざまな分野で連携の検討を行っている。今回実施される物流トライアルでは、催事開催期間の各日に生産者から持ち込まれた宮城県内の農産物を若林郵便局(宮城県仙台市)から仙台駅まで日本郵便の運送ネットワークを使って運び、さらにJR東日本の新幹線「やまびこ138号」で仙台駅(11時44分発)から東京駅(13時48分着)まで運ぶ。
対象となる農産物と生産地は、宮城県亘理郡山元町のイチゴと、宮城県仙台市のミニトマト。収穫状況等により内容の変更や販売を中止する場合もある。
「行くぜ、東北。東北6県絶品集合」は、期間限定ショップやイベントの開催により日本全国の魅力を次々と発信する「東京駅で日本再発見プロジェクト」の一環として、JR東日本主催のキャンペーン「行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび」と連携し、11月7~9日の11~20時に開催される。