iOSの「マップ」アプリは、2012年のiOS 6アップデートでApple独自開発のものに衣替えされましたが、地名データの不備などから当初は散々な評価でした。しかし、その後は不具合を修正し、航空写真を3D表示する「Flyover」など独自機能も追加、他のアプリとの連携という純正アプリならではの使いやすさもあり、地図アプリとして定番の地位を回復しています。

とはいえ、地図アプリでもっとも重要なのは情報の質と量。カメラ付き自動車を世界中走り回らせ集めた写真を合成し、街中を歩き回る感覚で地図を閲覧できるようにするGoogleマップの「ストリートビュー」は、Googleの圧倒的な情報力を見せつけられます。デパートや空港など複層階を持つ大規模施設の内部についても地図化が進められており、どの階になんという店舗があるかもアプリで調べられます。

残念ながら、「マップ」アプリにはストリートビュー機能はありませんが、一部の大規模施設については内部を見ることが可能です。日本の首都圏近郊では「Ginza Six」しか対象にされていませんが(2018年11月現在筆者調べ)、どのようなテナントが入居しているか、階段やエレベーターがある場所はどこかがすぐにわかります。

各フロアーを見て回ることも可能です。画面左上の矢印ボタン(現在地情報確認用)の下に表示されたフロアーボタンをタップすると、Ginza Sixの場合B2から13Fまで表示するフロアーを選択するためのボタンが現れます。

画面下部の「見て回る」ボタンをタップすると、入居するテナントの情報を服や靴、アクセサリーなどカテゴリごとに調べることができます。選択したテナントの位置を表示する機能も備えられているので、銀座へ買い物に出かけたときには活用してみては?

操作手順をカンタン解説

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    1 内部を見られる施設には「中を見る」と表示されています

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    2 拡大率を上げると、テナントやトイレなどの位置がわかります

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    3 矢印ボタン下のフロアーボタンをタップすると、表示するフロアーを選ぶボタンが現れます

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    4 入居するテナントの情報をカテゴリごとに調べることもできます