米Appleは11月1日 (現地時間)、2018年度第4四半期 (2018年7~9月)決算を発表した。iPhoneの平均販売価格 (ASP)が793ドルに上昇、サービス事業が好調な伸びを維持し、9月期の売上高記録を更新、売上高・1株利益ともに市場の予想を上回った。しかし、iPhoneの販売台数が予想を下回り、10~12月期についても慎重な予測を示したことで、時間外取引で株価が下落した。
7~9月期の売上高は、629億ドル (前年同期比20%増)。純利益は141億2500万ドル (同31%増)、希薄化調整後の1株利益は2.91ドルだった。アナリストの予想平均は、売上高616億ドル、1株利益2.78ドルだった。
9月期にAppleは、7月に「MacBook Pro」を第8世代Coreプロセッサ搭載に刷新。7月に「Apple Piazza Liberty」(伊ミラノ)、8月に「Apple京都」をオープン。9月にiOS、macOS、watchOS、tvOSのメジャーアップデートをリリースし、iPhone XSシリーズとApple Watch Series 4を発売した。以下は9月期の製品カテゴリー別の販売台数と売上高(増減は前年同期比)。「その他の製品」は、AirPods、Apple TV、Apple Watch、Beats製品、HomePod、iPod touch、Appleブランドのアクセサリなどを含む。
- iPhone:販売台数4688万9000台 (0%増)、売上高371億8500万ドル (29%増)
- iPad:販売台数969万9000台 (6%減)、売上高40億8900万ドル (15%減)
- Mac:販売台数529万9000台 (2%減)、売上高74億1100万ドル (3%増)
- サービス:売上高99億8100万ドル (17%増)
- その他の製品:売上高42億3400万ドル (31%増)
2018年10〜12月期については、売上高890億〜930億ドルという見通しを示した。