「仮面ライダー」シリーズの映画最新作として、12月22日に公開される『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』に、俳優の大東駿介がゲスト出演することが明らかになった。大東は、「平成仮面ライダー」の歴史自体をすべて消し去ってしまおうとする"スーパータイムジャッカー"のティードを演じる。

『仮面ライダージオウ』におけるタイムジャッカーとは、2068年の未来を支配する魔王・オーマジオウにかわる新たな王を擁立するため、過去へ向かい、その時代の仮面ライダーの変わりとなる"アナザーライダー"を作り出している。アナザーライダーが生まれることで、その仮面ライダーの歴史は塗り替えられ、存在が消えてしまうのだ。そして今回映画で登場する"スーパータイムジャッカー"ティードは、"スーパー"の名の通り、圧倒的な力で仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ、仮面ライダービルド/桐生戦兎を窮地へと追い詰める。

ティードを演じる大東駿介は、『プルートゥ PLUTO』(18)や映画『曇天に笑う』(18)など、2018年だけで舞台2本、映画2本、テレビドラマ5本と幅広いジャンルで活躍する実力派俳優。「平成仮面ライダー」シリーズを好きで見ていたという大東が、今回「平成仮面ライダー」の歴史を終わらせようとする強敵としてソウゴたちの前に立ちはだかる。ティードはなぜ「平成仮面ライダー」の歴史を消そうとするのか。その点も物語の大きなポイントとなりそうだ。

大東駿介 コメント

子供の頃夢中になって、仮面ライダーに憧れていた自分が平成最後の劇場版仮面ライダーに、しかもそんな憧れの対象の前に立ちはだかる存在として出られると思いませんでしたし、とても興奮しました。
平成ライダーの歴史を消そうと目論む裏には、同時にクウガから始まった平成ライダーの風化しない存在感があるんだと思います。平成最後であり、過去作を知らない世代にははじまりのきっかけになる作品だと思います。
今回共演した奥野君、犬飼君をはじめ、彼らは年齢的にも役者としても、今この瞬間の輝きをとても感じました。そんな彼らと対峙するには自分も相当なエネルギーでぶつかっていかなきゃいけないと、ものすごく刺激を受けましたし、ぶっ倒してやろうという気持ちで挑みました。
監督をはじめ現場の方々からも"憧れ"を産んでいるという責任と熱量を感じ、改めてこの平成が終わろうとするタイミングで「平成仮面ライダー」作品に参加できたことをうれしく思います。

大森敬仁プロデュ―サー コメント

大東さんが演じるタイムジャッカー・ティードは「平成仮面ライダー」の歴史を終わらせようとする最強の敵。
若手の中でも、幅広い様々な役を演じぬいてきた大東さんの役の"憑依力"を信頼してキャスティングさせていただきました。
でも、このティードという役はそれだけのシンプルな敵ではありません。大東さんの32才という年齢は、実はここ20作の「平成仮面ライダー」シリーズを視聴者として肌で感じてきた世代です。本当にティードは仮面ライダーを終わらせようとしているのか? もしかしたら裏腹な"憧れ"にも似た感情があるのではないか? この作品にとって大切な「平成仮面ライダー」に対するこの世代のリアルな感情を表現していただくのに、大東さんはまさにハマり役でした。
現場で、実際に仮面ライダーに対する憧れを口にしてくださった大東さん。ティードが持ちうる憧れゆえの嫉妬や憎悪を、すさまじい恐ろしさで演じていただいています!

「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映