熱気球の祭典「2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が10月31日、佐賀市の嘉瀬川河川敷で開幕した。本大会は1980年に始まった佐賀の気球大会から数えて39回目にあたり、今年も国内外から多くのバルーニストが集結した。
バルーン競技部門は、11月4日までの大会期間中、毎日午前7時からと午後3時からの計2回実施される(4日は午前のみ)。競技内容は、当日の天候により競技委員会が決定し選手に説明される。
開催初日1回目の競技は、パイロットが離陸前に自分自身のゴールを宣言して、そのゴールに近付いてマーカーと呼ばれる砂袋を投下する「PDG(Pilot Declared Goal)」と、競技本部がゴールを1カ所に定め、一定距離から離陸してゴールを目指す「FIN(Fly In)」が行われた。
それぞれのポイントを離陸した多くのバルーンが、会場に設置されたゴールを目指し、マーカーをゴールに投下すると観客からは大きな声援と拍手がわき起こった。2回目の競技は強風のため中止となり、この日は終了。
会場では、動物やキャラクターなどの巨大バルーンが勢ぞろいする「バルーンファンタジア」や、熱気球の仕組みや組み立て方を学べる「気球教室」も開催されている。特に「気球教室」は老若男女が楽しめる内容となっており、家族連れに喜ばれそうだ。
バルーン広場には協賛企業ブースも設置されており、多くの来場客で賑わいをみせた。ホンダブースでは自動車やバイク、耕運機などが展示。トライアルバイク体験などのイベントが行われた。
久光製薬のブースでは、サロンパスのサンプルが配布されていた。また、気球に乗ったイメージの写真が撮影できるフォトスポットも用意。参加者には、記念品として今回のイベントオリジナルのキーホルダーが配られていた。
なお、3日と4日には、「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」というライトアップイベントが予定されており、音楽に合わせてバーナーの炎が美しく光る幻想的な演出が楽しめる。