東武鉄道と東武トップツアーズは1日、全座席指定のスキー・スノーボード専用夜行列車「スノーパル23:55」を特急車両500系「リバティ」で運転すると発表した。同列車はこれまで350型などを使用しており、「リバティ」による運転は初だという。
「スノーパル23:55(ニーサン・ゴーゴー)」は浅草駅を23時55分に発車し、野岩鉄道の会津高原尾瀬口駅まで直通運転する夜行列車。今年度は2018年12月28日から2019年3月23日までの金・土曜日に運転され、今夏の「尾瀬夜行23:55」でも好評だった特急車両「リバティ」を3両編成で使用する。各座席にコンセントを備え、スマートフォンの充電などで使用可能。無料公衆無線LANサービス「TOBU FREE Wi-Fi」も車内で利用できる。
同列車は東武トップツアーズの旅行商品として発売され、定員は各150名(満員になり次第締切)。運転時刻は浅草駅23時55分発、新越谷駅0時26分発、春日部駅0時42分発、会津高原尾瀬口駅5時28分着となる。会津高原尾瀬口駅で連絡バスに乗り換え、福島県南会津町の「たかつえスキー場」または「だいくらスキー場」へ直行。両スキー場とも朝6時台に到着するため、日帰りでも早朝からスキー・スノボを満喫できるという。
旅行商品は東武トップツアーズ各支店およびウェブ販売センターで発売。「スノーパル23:55&早朝特急プラン」からプランを選択して購入する。11月28日から前売開始し、「ご購入は1か月前から運転日当日の17時までにお求めください」とのこと。各プランとも乗車駅から会津高原尾瀬口駅までの往復割引運賃と往路の特急料金、連絡バスの往復割引運賃、スキー場のリフト1日券などがセットになっており、一例として「スノーパル23:55 たかつえAプラン」の場合、浅草発の料金は大人8,520円・こども5,320円とされている。