タカラトミーは「プラレール」が「2018年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞したことを受け、11月4日まで東京ミッドタウン館内各所で行われる「2018年度グッドデザイン賞受賞展」に「プラレール」を展示すると発表した。

  • タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」

「プラレール」は金属や木の玩具が主流であった1959(昭和34)年、当時の最新素材であったプラスチックの玩具として発売された「プラスチック汽車・レールセット」を原型としており、2019年に発売60周年を迎えるロングセラーの鉄道玩具。日本国内では2018年3月末現在、累計約1,430種類、1億6,500万個以上を販売している。

象徴的な青いレールは、当時どの家庭にもあった「ちゃぶ台」の上で遊べるサイズ(曲線レールを8つつなげてできる円の直径が47cm)で設計され、この規格は59年経った現在も変わっておらず、当時のレールと最新のレールを繋げて遊ぶこともできる。

  • 「プラスチック汽車・レールセット」(1959年)

  • 「ちゃぶ台」の上で遊べるサイズで設計されたレール

その一方で、「プラレール」の“あそび”は時代の変遷にともない進化し続け、時代ごとに登場する新車両をこどもたちに親しみやすく遊びやすいデザインで取り入れてきたことはもちろん、サウンド・カメラ・スマートフォンなどを使った新たな遊びや、自動改札やホームドアなど駅構内のシステムの進化を取り入れた遊びなど、その時代のこどもたちに喜んでもらえる新しい遊びをつねに模索してきた。

  • 「レバーでダッシュ!! 超スピード ドクターイエローセット」

  • 「基地に変形!! 超ビッグドクターイエローセット」

2018年には、車両の走行スピードを変えられる特別なレールが付属する「レバーでダッシュ!! 超スピード ドクターイエローセット」を3月31日に、大きな「ドクターイエロー」が車両基地に変形する「基地に変形!! 超ビッグドクターイエローセット」を11月1日に発売。「プラレール」60周年となる2019年、3世代にわたるプラレールファンへの感謝を込め、さまざまな遊びや喜びを提供することをめざし、展開するという。