マクロミルはこのほど、「共働き夫婦の家事分担調査」の結果を明らかにした。同調査は10月17日~18日、配偶者と同居し、夫婦ともにフルタイムで働く既婚男女1,000名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 夫婦の家事分担状況

対象者(フルタイム共働き夫婦)抽出のために、2万人を対象に行った事前調査では、「共働き」は20代45.4%、30代52.1%、40代60.8%だった。共働きの内訳は、「夫婦ともにフルタイム勤務」が各年代ともに25%前後、「"夫婦ともにフルタイム勤務"以外」は20代が20.4%、30代26.5%、40代37.9%と年代が上がるに連れ増加している。

フルタイムで働いている対象者に夫婦の家事分担状況を聞くと、「妻がほとんど担う」は26.9%、「妻が主だが、夫も少し分担」が37.5%で、あわせて6割以上の家庭は妻がメインで家事を担っていることがわかった。「妻と夫で分担」は30.7%となっている。

夫婦の家事分担比率の理想と現実について尋ねたところ、理想では「夫50%:妻50%」が40.9%を占めた。次いで、「夫40%:妻60%」が22.2%、「夫30%:妻70%」が20.0%となっている。

しかし、現実で最も多いのは「夫10%妻90%」(21.2%)で、次に多いのは「夫20%妻80%」(18.3%)だった。最も理想だと考えられている「夫50%:妻50%」を実現している夫婦は12.2%で、理想と現実の間には大きな開きがあることがわかった。

  • 夫婦の家事分担比率の理想と現実

次に、夫婦の家事分担比率を年代別で比較した。妻が90%以上の家事を分担している「ほぼ妻が家事を担う家庭」の割合を比較したところ、40代は34.9%であったのに対し、20代は17.0%と、20代は40代の約半分の割合だった。

  • 夫婦の家事分担比率の現実(年代別)