俳優の坂口健太郎が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’18秋の特別編』(11月10日21:00~23:10)に出演することが31日、明らかになった。同シリーズ初出演にして主演を務める。

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    坂口健太郎=フジテレビ提供

坂口が主演を務めるエピソードは「脱出不可」。出版社編集部勤務の志倉真司(坂口)が、見覚えのない狭いコンクリートの部屋に閉じ込められ、脱出を図るために悪戦苦闘するストーリーで、「インターネットにおける“集合知”のすごさと怖さをテーマに、現実に起こりえるかも知れないあまりにも不可解な密室からの脱出劇を描いた一遍」(編成企画のフジテレビ・渡辺恒也氏)となっている。

台本を読んで、坂口は「自分ならどうするだろうって考えました。SNSの怖さを感じる作品になっていると思いますが、実際、誰の身に起きたとしてもおかしくない話だと思うんです。心のどこかで他人事を客観視したり、自分と距離をあけてしまったり…。そういった現代に生きる人の行動心理を表現した作品ですので、視聴者の方がリアリティを感じてくださったらこの作品として成功なのかなと思います」と感想。

その上で、「この作品を通じて何かメッセージを届けたい、というよりは、視聴者の皆さんに負荷を感じていただけたら、きっと心に残る作品になるんだろうな、という気持ちです。必ずしもポジティブな感覚ではないかもしれませんが、負荷をかけて見ていただいた方が、より一層物語を面白く感じていただけるんじゃないかなと思います」とメッセージを寄せている。

フジの渡辺氏は「坂口健太郎さんが全編ほぼひとり芝居でありながら、鬼気迫る迫真の演技を繰り広げています。謎に満ちた密室から命がけで脱出を図る青年がたどり着く先には、衝撃的な真相が待っています。あまり日本のテレビドラマでは見ることができないサスペンスフルなストーリーになったと思います」と予告している。

『世にも奇妙な物語 ’18秋の特別編』では他にも、佐野史郎と勝地涼がW主演する「幽霊社員」、国仲涼子が主演する「あしたのあたし」、川栄李奈が主演する「クリスマスの怪物」が放送される。

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