元AKB48で女優の川栄李奈が29日、第31回東京国際映画祭の新設部門「GALAスクリーニング」作品として東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映された映画『人魚の眠る家』(11月16日公開)のレッドカーペットイベントと舞台挨拶に、主演の篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、山口紗弥加、田中泯、堤幸彦監督と共に登壇。デコルテと背中部分がシースルーになった黒いドレスで上品に肌見せした。
東野圭吾の作家デビュー30周年小説『人魚の眠る家』を堤幸彦監督が映画化した同作。娘がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦・薫子(篠原)と和昌(西島)が下す決断と苦悩を描く。
六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットイベントでは、ステージ上の大スクリーンに予告編が流れた後、スクリーンが開いてキャストが登場。駆け付けた観客から大歓声が沸き起こった。
和昌が経営する会社に勤務する研究員・星野祐也(坂口)の恋人・川嶋真緒を演じた川栄は「私自身、この映画を見て本当に号泣してしまって、こんな素晴らしい作品に自分が交じってみなさんとお芝居できたことを本当に光栄に思います」と感慨深げに語り、「クライマックスのシーンでは、みなさんの熱量がスクリーンからも伝わってきて、涙腺が崩壊するっていうのはこういうことなんだと思って泣いてしまいました」と大号泣したことを明かした。
川栄があいさつすると観客から「かわいい!」という声援が。ステージでのトーク終了後には、ほかのキャストとともにファンが待つエリアに移動し、熱い声援が飛び交う中、サインなどファンサービスを行ってファンを喜ばせた。ステージ降壇時には、恋人役の坂口がエスコート。「キャー!」という悲鳴のような歓声が上がった。
31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木などで開催。今年新設された「GALAスクリーニング」は、オープニング、クロージング作品と並び、映画祭のハイライトとして注目してほしい作品をセレクトしたもの。GALA(ガーラ)には「祝祭」「特別な催し」という意味がある。