キングジムの主力商品であるラベルライター「テプラ」は発売30周年。その累計販売台数は1,000万台を突破した。これを記念して10月29日~11月4日、ロイヤルガーデンカフェ青山(東京都・青山)で同社初のコラボカフェイベントとなる「テプラ」カフェを期間限定でオープンしている。
テプラは1988年11月、国内初の漢字変換が可能なコンパクトなラベル作成機として開発された。カフェのオープニングに際して、同社代表取締役社長の宮本彰氏は「テプラはキングジムの運命を変えたと言ってもいいくらいの商品」と30年を振り返った。
テプラの名前の由来は、テープに印刷できる「テープライター」の略。アルファベット表記の「TEPRA」の頭文字にも、T=Timely(いつでも)、E=Easy(誰でも簡単に)、P=Portable(手軽に持ち運んで)、R=Rapid(その場ですぐに)、A=Affix(貼り付けられる)の意味が込められている。
テプラの初号機「TR55」は、ダイアル入力式。その後、進化を続け、作業の効率化を図るための機能、ラベルの見やすさや美しさを高める機能などを搭載していった。2002年にはパソコンと連携できる機種が登場。さらに専用パソコンソフトに翻訳機能を搭載し、外国語表示ラベルも可能に。また、アジアを中心に海外展開も行っている。
今後も、高速印刷、静音設計モデル、ガーリーテプラのようなターゲットを絞り込んだ機種、スマートフォンを入力デバイスとして活用する機種の投入などを予定しているという。
テープカートリッジも種類豊富にラインアップ。マグネットテープ、インデックスラベル、アイロンラベルなど、その数はシリーズ全体で400種類を超える。
カフェの装飾やメニューでテプラの世界観を表現
カフェでは、店内をテプラのテープをイメージしたカラフルな装飾で彩り、 初代テプラを始めとした歴代の主要機種を実機やパネル展示するほか、テープカートリッジも多数紹介。 今回のイベントに合わせて誕生したテプラの公式キャラクター「テプラ君」のフィギュアをはじめ、 テプラ本体や テープカートリッジなども一部販売を行う。
テプラをイメージしたオリジナルメニュー5種も用意し、 注文した人には毎日先着100人に テプラミニチュアフィギュアをプレゼントする。
最新のテプラ機種を体験できるコーナーや、同社Twitterキャンペーンにて話題となった特別なテプラの展示もある。