「西武鉄道 新型特急車両発表会見」が29日に実施され、西武鉄道のCMに出演する女優の土屋太鳳さんが登壇。ステージ上に用意した座席(モックアップ)を使って乗車体験を行い、デビュー前の新型特急車両001系「ラビュー(Laview)」の乗り心地を確かめた。
新型特急車両の愛称「ラビュー(Laview)」には、都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急として、多くの利用者に特急列車での旅を楽しんでほしいとの思いが込められている。会見で登壇した土屋さんは、この愛称について「すごくかわいらしく、親しみやすくて、スピード感もある愛称だなと思いました」とコメント。ステージ上に用意された座席を回転したところで「あっ、ボックスシートですね」との発言もあった。
土屋さんは座席に座ってみての感想を「ちょっと丸みを帯びているので、ゆったりしますし、シートが包んでくれてる感じがします。かなり“くつろぎ感”があります」と話した。向かい合わせに座席を回転しても使用可能なインアームテーブルも、「これくらい(の大きさ)ってのがいいですね」と気に入った様子。各座席に設置された電源コンセント(AC100V)や「SEIBU FREE Wi-Fi」の導入、大型客室窓からの眺望の良さなど、新型特急車両の特徴に関する説明を聞きながら、「本当に早く乗りたい! これで秩父に行きたいねって、さっきも話してたんです。秩父の自然は豊かで力強いので、この窓から見える景色でパワーをチャージできるんじゃないかな」と期待に胸躍らせていた。
その後、新型特急車両の車両デザイン監修などを担当した建築家の妹島和世氏、西武鉄道取締役会長の後藤高志氏、同社代表取締役社長の若林久氏が登壇し、土屋さんも含めた4人でボックスシートに座る場面もあった。土屋さんはグループでの旅に想像を膨らませ、「家族とか学校の友人、あとは共演した人たちとか、長くゆっくり話すことがなかなかできないので、こういうところで思いっきりおしゃべりする旅ができたらいいなと思います」とコメント。一方、後藤氏は「隣に土屋さんがいらっしゃるので、緊張しています」、若林氏も「こんなに緊張したことはないですね」と話していた。
新型特急車両001系「ラビュー(Laview)」は外観・内観ともに「いままでに見たことのない新しい車両」が形となり、これからの西武鉄道の未来を担う新たなフラッグシップトレインとして、2019年3月のデビューを予定している。池袋線・西武秩父線(池袋~西武秩父間)の特急「ちちぶ」「むさし」として運行し、2018~2019年度に計7編成を順次導入して、既存の特急車両10000系「ニューレッドアロー」を置き換える。