あきんどスシローは10月31日~11月11日(期間限定商品はなくなり次第終了)までの期間限定で、『~価格高騰! 上等です! 「怒涛のかに祭」~』を開催する。期間限定商品の中でこれほど種類が豊富なことが無いという“かに尽くし”のメニューを、今回朝から何も食べずに、気合十分に実食してきたので、かに祭開催前に一足先にお届けしよう。
徐々に寒さが厳しくなり朝の出勤も辛くなりだす今日このごろ。せめて美味しいモノを食べてお腹と心を満たしたいと思うビジネスパーソンも多いはず。そんな中飛び込んできた「怒涛」の二文字。なにやら穏やかではない単語にソワソワしてしまう筆者は、お寿司のフェアで「怒涛は大げさだな~」と思いながら、スシロー店舗に向かった。いざ対面を果たすと、ずらりと並んだ10種類(プラスデザート1種)のかにのあらゆる部位がふんだんに使用された、回転寿司とは思えないラインナップに目を丸くしてしまった。
かに!カニ!!蟹ー!!!
スシローの人気フェアの中でマグロと1・2位を争うという人気食材のかには、11月が旬。対面したお寿司たちは、「本ずわい蟹」「丸ずわい蟹」「紅ずわい蟹」が“ドン!! ”とシャリの上で堂々とした存在感を放っていた。その中でも筆者イチオシの「生本ずわい蟹」(税別150円)は、身がとろっとやわらかく、口いっぱいに甘みが広がりながら、ほとんど噛まずに口の中でとろけてしまった。
そのまま食べてもこれだけ絶品のかにに、豪華食材をプラスさせた寿司も用意。その中でも、噛めば噛むほど濃厚なかに味噌と、シャリの甘さの相性が抜群な「大型生本ずわい蟹&かに味噌和え」(税別300円)、ボリューム感たっぷりのかにと中トロの贅沢なコラボレーションが魅力の「かに&中トロ」(税別300円)は、ぜひ一度食べてみてほしい。
高コスパの秘密
今回の「かに祭」では、かにをしっかりと使いながらも寿司の値段は税別100円~税別300円に抑えられている。この高コスパの裏には、かにのサイズを問わずにさまざまな部位を最適なところで使い分けるノウハウが活かされているという。
脚の旨みエキスが詰まった身と、しっかりとした食感で食べごたえバッチリの爪肉のセット「丸ずわい蟹2種盛り(爪・脚)」(税別300円)は1皿で二度美味しい。溢れるかにのエキスが喉の奥まで堪能できる「ボイル紅ずわい蟹」(税別100円)、甘みの強い丸ずわいかにと、かに味噌が食欲をそそる「丸ずわい蟹軍艦」(税別150円)など、かにの部位を知り尽くした納得の組み合わせに、すっかり心が奪われてしまった。
あまりのクリーミーさに「これお寿司?」
「あれ?これお寿司?」と思わず驚いてしまったのが「焼からすみのカニタルタル」(税別100円)。焼きからすみをふんだんに使用し、口に入れるとカニタルタルのとろけるようなクリーミーさが、洋食を食べているような錯覚を起こしてしまった。味を変えたい時のワンクッションにもオススメの一品。
サイドメニューは個性派ぞろいの強者ばかり
「これがスシローの締め方か!」と心の中で叫んでしまったのは、昨年同社で販売されたラーメンの中でダントツの1位に輝いた「濃厚かに味噌ラーメン」(税別380円)。今年はかに鍋をイメージし、西京味噌を使用。ほのかな甘さの優しいスープを楽しみながら、徐々にかに味噌を溶かしていくと、さらに深みが増し締めには納得の一杯になるだろう。
サイドメニューはこれだけではない! 「本ずわい蟹の茶碗蒸し」(税別240円)は、まさに宝探しだった。芳醇な香り漂う玉子をかき分けると、目を見張るほどの真っ赤な宝石のような本ずわい蟹がゴロッと顔を覗かせる。大粒のホタテとかにのダシの深みが堪能できる一品となっている。
紅ずわい蟹を使用した「カニクリームコロッケ」(税別150円)は、サクサクとした衣と口いっぱいに広がるかにクリームのまろやかな味わいが、口の中に染みわたってくる。さきほどの「焼からすみのカニタルタル」と共に特に子どもにはぴったりな印象を受けた。
スイーツはさすがのスシロークオリティー
最後に紹介するのは、「ティラミスミルクレープメルバ」(税別180円)。人気の「スシローカフェ部」の新作メニューで、コーヒーアイスの上品な甘さに酸味のきいたフルーティーなイチゴダイスがベストマッチ。お寿司屋とは思えない本格スイーツに幸せな気分に浸らせてもらった。
今回のフェアは、かにの値段が高騰するなか、同社の「美味しいモノを1人でも多くのお客さんに届けたい」という精神によって実現した、我々のお財布に優しい赤字覚悟のありがたい企画。帰り道、思わずかにに敬意を表してピースサインで喜びを表したかったが、なにぶんシャイな性格なので、心の中に留めておいた。ぜひこの贅沢なメニューを手ごろな価格で楽しんでみてはいかがだろうか?
※商品により販売期間が異なり、東京都内の一部店舗は品目・価格が異なる