Appleは10月18日に米国ニューヨーク州ブルックリンでスペシャルイベントを開催することを明らかにし、プレスに向けて招待状を送った。今回の招待状からはどんなことが読み取れるだろう。

  • プレスに向けて送られた招待状

ニューヨークでのイベント開催は2012年1月、マンハッタンのグッゲンハイム美術館で開催された書籍と教育に関するイベント以来となる。このイベントでは、iBooks Authorを披露し、誰でもiPad向けのインタラクティブな教科書が作成できる環境をアナウンスした。このときのハードウェアの発表はなかった。

Appleは2018年、3回の基調講演を催行している。

1回目は3月にシカゴで開催された教育イベントで、Apple Pencilに対応するiPadの廉価版を披露し、コードに続いてクリエイティブを教育に取り込めるカリキュラムを無償提供する「Everyone can create」や課題管理ソリューション「Schoolwork」を発表。iPadやMacを学校で活用する際のApple ID管理のためのソリューション「Classroom」の強化も告げられた。

2回目は、6月にカリフォルニア州サンノゼで行われた世界開発者会議「WWDC 2018」。ここではiOS、watchOS、tvOS、macOSの最新ソフトウェアと新しい開発環境を、開発者向けにプレゼンテーションした。この場でのハードウェアの発表はなく、やや遅れて7月にMacBook Pro 13インチ/15インチモデル Touch Barモデルを刷新している。

3回目は9月12日、Apple Park内のSteve Jobs Theaterで行われたiPhone/Apple Watch発表イベントだった。そこで発表されたiPhone XSシリーズとApple Watch Series 4は9月21日に、iPhone XRは10月26日に発売となった。

10月30日のイベントは、今年4回目となる。会場となるのはBrooklyn Academy of MusicにあるHoward Gilman Opera House。マンハッタンからイーストリバーを渡ったブルックリンは、アートやファッション、フードなど、文化的に最も注目されるエリアだ。

イベントのスタートは米国東海岸夏時間10月30日午前10時から。日本時間は10月30日午後11時からとなる。