元AKB48で女優の川栄李奈が29日、第31回東京国際映画祭の新設部門「GALAスクリーニング」作品として東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミア上映された映画『人魚の眠る家』(11月16日公開)の舞台挨拶に、主演の篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、山口紗弥加、田中泯、堤幸彦監督と共に登壇。坂口の恋人役として「菩薩のような優しさ」を意識したことを明かした。

『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら

川栄李奈

東野圭吾の作家デビュー30周年小説『人魚の眠る家』を堤幸彦監督が映画化した同作。娘がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦・薫子(篠原)と和昌(西島)が下す決断と苦悩を描く。

川栄は「この作品を見て号泣してしまった。それと同時に、こんなに素晴らしいキャストのみなさんと一緒にお芝居をできたことを本当に光栄に思います」と感慨深げにコメント。また、「お母さんに絶対に見てほしいと思って『見てね』と連絡し、今日お母さんも来ているので、泣いて帰ってくれたらうれしいです」と少し照れながら母親が来ていることを明かし、「私が出た映画を完成披露で見せるのが親孝行だとマネージャーさんに言われたので毎回呼んでいます」と話した。

川栄が演じたのは、和昌が経営する会社に勤務する研究員・星野祐也(坂口)の恋人・川嶋真緒。和昌から最先端技術を娘の治療に活かせないかと相談を受け、前例のない延命治療に没頭していく星野を心配する役どころだが、「監督に『菩薩のような優しさの人間。優しさを持ってください』と言われたので、そこは意識していました」と演じる上で意識していたポイントを語った。

恋人役の坂口については「ちょっとおちゃめなんです。第一印象だとクールなのかなと思っていたんですが、しゃべっていくと…。すごい話しやすかったです」とコメント。また、2人でもんじゃ焼きを食べるシーンの裏話として「坂口さんがガチでめちゃめちゃ食べていました。カットかかっても食べていました」と暴露すると、坂口は「おいしくて」と笑っていた。

  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 左から堤幸彦監督、田中泯、坂口健太郎、篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、山口紗弥加

31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木などで開催。今年新設された「GALAスクリーニング」は、オープニング、クロージング作品と並び、映画祭のハイライトとして注目してほしい作品をセレクトしたもの。GALA(ガーラ)には「祝祭」「特別な催し」という意味がある。

  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら
  • 『人魚の眠る家』篠原涼子、西島秀俊、川栄李奈、坂口健太郎ら