歌舞伎俳優・市川海老蔵を密着取材した模様が、29日のドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合・毎週月曜22:25～23:10)で放送される。
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『プロフェッショナル 仕事の流儀』の市川海老蔵 NHK提供
5年前に父である十二代目市川團十郎を亡くし、市川家を率いる長となった市川海老蔵。2人の子を持つ父、歌舞伎の歴史を背負う者として、「少しずつ歌舞伎の理想に近づきたい」「歌舞伎にあまり迷惑はかけたくない。歌舞伎のためにやっていきたい」と語る。
今回、そんな海老蔵の150日間に密着。海老蔵は、270年前に二代目市川團十郎が演じた「雷神不動北山櫻」に挑み、この伝統ある演目に大きく変更を加え、自ら5役を演じる。海老蔵がセリフを発すれば、客席から笑いがおきる。迫真の大立ち回りでは、満場の拍手がわき起こる。たとえ伝統であろうと、「荒らして」いく。それこそが、伝統を次に繋いでいく一歩となると、答えなき芸の道を突き進む。
そして、「歌舞伎の道に進みたい」と宣言した5歳の長男・勸玄は、夏に初の昼夜2公演に挑んだ。演じる役は合わせて3役、セリフもある。迎えた本番、1,000人以上の観客が見守る中、勸玄は……。
海老蔵は、今年5月頃から自身のブログでも同番組をたびたび告知。「最近ずっとプロフェッショナルさん」「追ってくださってます」と報告し、6月14日付の投稿では「今日はなぜかトレーニングなのですが撮影するそうです。あまり乗り気ではないのですが、プロフェッショナルさんが是非という事で、頑張りまする」とつづった。
その後、再び更新すると、「プロフェッショナルさん撮影してくれているトレーニングで私の体の問題点気がつきました！有難い。刀を扱う時にクセが出やすいことに気がついて良かった。改善します」という裏話も。放送前日となる28日付けの投稿では、「私も拝見する、予定です」と呼び掛けている。
