• VAIO S11 RED EDITION

VAIOが9月半ば、11.6型ノートPCのプレミアムモデル「VAIO S11 | RED EDITION」を発売した。天板やパームレストを深い赤色に染め上げた「赤いVAIO」は、2018年1月に発表した黒一色の「ALL BLACK EDITION」、遡って2013年に発売したソニー時代の「VAIO | red edition」の流れを汲む特別モデル。実際に手にとってみると、奥行きを感じさせる鮮やかなレッドがとても美しいPCだ。

ソニーストア価格は税別181,800円から(構成により変動)と高級な部類に入るが、想定ターゲットである”昔からのVAIOファン”からの注目度が高いといい、同社によると「販売は好調」。もともと12月末までの予定だった販売期間も、早く終了する可能性が高いとしている。

「VAIO S11 | RED EDITION」の販売はWebサイト(VAIOストア、ソニーストア)のみで、量販店では売られていない。かつ、製品の展示は全国5カ所のソニーストアのみとあって、実機を見たことがない方も多いだろう。そこで今回、実機写真から外観の特徴を改めて紹介していこう。

  • VAIO S11 RED EDITION。天板は光沢のある赤。UDカーボン(ベース)の上にピンクメタリック、レッド、UVコーティングの3層を重ね塗りしており、天板を上から見ると透明なUVコーティングの下にメタリックのラメ感がよく出ている

  • 天板のVAIOロゴは光沢のあるブラック

  • 正面から見たところ。全体のデザインやベゼル部分など、カラーリング以外の姿形は通常のVAIO S11と同じ

  • パームレストの左下にあるVAIOロゴもレッド。アルミパームレストの赤色は(一般的な研磨より)長時間かけて化学研磨し、光沢を高めている。指紋は目立たないが、手の脂は少し移りやすい印象

  • 通常モデルではブラックの指紋センサーもレッドに。カーソルキーの下に配置されている

  • タッチパッドとクリックボタンもレッド。タッチパッドの赤色は、表面の透明シートの裏に色をつけており、発色が難しかったという。クリックボタンは静音性が高く、筆者が所持している初期の「VAIO S11」(2015年モデル)と比べると明確に音が小さくなっている

  • 電源ボタンはグリーンのLED

  • 画面を開くとキーボード面に傾斜ができるチルトアップヒンジ構造

  • 左側面にはUSB 3.0ポート×2、イヤホンジャック、電源コネクタ。USB端子は通常のVAIO S11と同様にブラックとなっている

  • 右側にはD-Sub、LANポート、HDMIポート、USB 3.0ポート、SDカードスロットと盛り盛り。HDMIとLANポートの位置が近いものの、両方挿しても干渉するほどではない

  • クリックボタンに加え、キーボードも静音仕様。強く叩いても打鍵のフィーリングは柔らかく、特に静かな場所で使いやすいのがうれしい。ストロークは約1.2mm、ピッチは約17mm

  • Webカメラ。マイク(デュアル)もWebカメラの両サイドに格納

  • 剛性を高めるため、レッドの天板を側面まで巻き込んだデザイン

  • ヒンジ裏のオーナメントも、ヘアライン加工を施したブラックに

  • 背面全体。当初はオーナメントを赤にするか、黒にするかが検討され、赤いオーナメントの試作パーツも作られていた(検討の結果ブラックに)

  • 裏面はマットなブラックでネジも黒色。こちらは指紋が付きやすい素材なのでこまめに拭き取りたいところ。ソニーストアで実機を見た来場者からは裏面も赤が良かったという声も上がった(筆者も同意見)

  • 裏面中央、ヒンジすぐ下にカバー付きのmicroSIMカードスロットを搭載し、対応SIMを挿すとLTE通信が行える。VAIO直販サイトではVAIO SIMとのセットモデルも用意

  • 電源アダプタをつないだところ。電源アダプタは手のひらサイズで、アダプタのみの実測重量は約238g(ケーブル含む)

  • 改めて「VAIO S11 RED EDITION」全景。ソニーストアで展示を見た来場者からは、RED EDITIONの13型モデルを望む声も多く上がったとのことで、VAIO S13 RED EDITIONの登場を勝手に期待したい