子どもの行事は僕たち夫婦も大事にしていきたいと思っているけど、我が家では取りわけじいちゃん・ばあちゃんの気合の入れようが群を抜いている(どこのお家もそうかも?)。僕たちとしてもそれはありがたいし、家族みんなで子どもの成長を喜べる環境にも感謝している。
初節句の時には、僕の鯉のぼりを約20年ぶりにあげることになった。
この辺でも大きな鯉のぼりをあげるお家はすっかり少なくなり、季之介にも新たに鯉のぼりをお祝いとして贈ることはよしてもらった。それでもやっぱり大きな鯉のぼりをあげてやりたいというじいちゃんの想い(!)があり、20年近く仕舞われていた僕の鯉のぼりを取り出してきてあげることになったのである。
一言で鯉のぼりをあげると言ってもなかなか大変である。と言うのも、一番大きい真鯉は7mくらいあるから、最低でも10mほどは柱の長さがいる。元々使っていた柱は、母方の実家の山から切り出してきた檜の一本柱で、全長13m近くあった。この柱も約20年間使わずに保管されていたにもかかわらず、いい状態で残っていた。さすがに13mは長すぎるので、10mまで短く切り落とした。3m短くしてもまだまだ長いし、木の柱なのでめちゃくちゃ重い。