年末の風物詩といえば、大掃除。まだまだと思うかもしれませんが、年末が近づくにつれて忙しくなるのが世の常。そんな年の瀬に、家中すべてを掃除するのは時間的にも精神的にも厳しいものですよね。
実はお掃除好きの筆者。室内は毎日ロボット掃除機にお任せして、週末など少し時間のあるときやスキマ時間に、ロボット掃除機では届きにくい場所を手作業で掃除しています。
そんな習慣でもなかなか腰が重いのが、ベランダなどエクステリアとも呼ばれる屋外のお掃除。室内以上に汚れているはずなのに、居住空間ではないことから後回しになりがちな場所です。いつも大掃除にと思いつつも手が回らず、気になりながら放置してしまっている場所です。
今年は一念発起して、夏から秋にかけて実行することに。水回りや屋外のお掃除は、年末の寒い時期に行うより、気候がよい春夏や秋のほうが理にもかなっています。しかし、春は花粉も多いですし、大気汚染物質(PM2.5や黄砂など)の飛散が少ない夏から秋の時期、屋外のお掃除にはベストなシーズンだと思います。
大掃除の一部を前倒すつもりで、ベランダの掃除に着手することにしました。しかし、見て見ぬふりをしてしばらく放置されていたベランダの床は、バケツに汲んだ水を流す程度ではまだ薄汚れた印象。外壁や窓も黒ずんでいるように見えます。
そこで導入したいと思ったのが、水を放出する“洗浄機”です。高い圧力をかけた水で汚れを弾き飛ばすように洗い流す機械ですが、業務用から家庭用までさまざまな製品が存在します。今回、機種を選ぶときに条件としたのは、まずは「タンク式」であること。筆者宅のベランダにはスロップシンクなどの給水設備がないためです。そこで、本体内に給水して使えることを第一の条件にしました。
もう1つの条件は「バッテリー式」であること。洗浄機の電源方式は、コンセントにコードをつないで使用するタイプか、バッテリー駆動タイプかの二択です。ベランダで使用する場合は、隣接する部屋から電源を引き込めるものの、電源のないそれ以外の場所やシーンで使用する可能性も考えると、やはりバッテリー式が魅力。
ただ、掃除機と同じように、バッテリー駆動で十分なパワーや満足のいく使用時間が得られるかは少々不安。そこで今回は、タンク式+コードレスタイプの洗浄機を3モデル、試してみました。