ライカカメラジャパンは10月25日、フルサイズセンサーを搭載したレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカ M10-D」を発表しました。特徴的なのが、かつてのフィルムカメラのような見た目や操作性にこだわったこと。デジタルカメラでは不要なはずのフィルム巻き上げ用レバーを搭載するかたわら、デジタルカメラでは必須の背面液晶を省略するなど、フィルム版のM型ライカに近づけました。
希望小売価格は税込み108万円。発売は11月の予定です。
ライカ M10-Dの特徴が、シャッターボタンの周囲にデジタルカメラでは不要なはずのフィルム巻き上げ用レバーを配置したこと。実は、収納式のサムレスト(親指置き場)となっており、展開すればより安定してホールドできるようになる仕組みです。
背面の液晶パネルを省略し、代わりに露出補正ダイヤルを配置したのも特徴です。写真の再生や詳細な設定は、別売の外付け電子ビューファインダー「ビゾフレックス」を用いるか、スマートデバイス用の新アプリ「Leica FOTOS」を用いることで可能になります。Leica FOTOSは、スマートデバイスからのリモート撮影にも対応します。
撮像素子は2400万画素のフルサイズCMOSセンサーで、ISO感度はISO100~50,000相当に対応。本体サイズはW139×H80×D37.9mm、重さは約660g(バッテリー含む)。