インテル日本法人は24日、同社の新しい代表取締役社長に、ソニー出身でVAIOの事業本部長なども務めた鈴木国正氏が就任すると発表した。就任日は2018年11月1日付。
インテルでは、2018年3月31日付けで、代表取締役社長を務めていた江田麻季子氏が退任。後任は、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域のインダストリー・セールス事業部長を務めてきたスコット・オーバーソン氏が務めていたが、同氏の就任は当初から「暫定的」とされており、同時に次期責任者の選出が進められていた。
11月に代表取締役社長への就任を予定している鈴木国正氏は、ソニーの役員を歴任し、ソニーのPC事業であったVAIOの事業本部長も務めた人物。2012年5月にはソニーモバイルコミュニケーションズの代表取締役社長兼CEOに就任し、約2年半に渡り同社を指揮した経歴も持つ(2014年11月に退任)。
インテル日本法人では、「エレクトロニクス業界の広範な事業分野において豊富な経営経験を有している」と、鈴木氏の就任理由を説明。日本の事業責任者として、データを主軸に置いた戦略を進めるとともに、コンピューティング、5G、AI、IoT分野などの推進も図っていくという。
なお、現職のスコット・オーバーソン氏はインテル コーポレーション セールス&マーケティング統括本部に帰任する。