全薬工業はこのほど、「敏感肌に関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は9月21日~24日、敏感肌を経験したことのある全国20代~40代の女性300人を対象にインターネットで実施したもの。
毎年、肌トラブルを繰り返す季節・時期はあるか尋ねたところ、「冬」(28.6%)という回答が最も多かった。次いで「季節の変わり目(冬~春)」(26.3%)、「季節の変わり目(秋~冬)」(25.6%)となっている。
繰り返す肌トラブルで一番多いものを聞くと、69.0%が「乾燥」と答えた。2位は「肌荒れ」(54.1%)、3位は「ニキビ」(44.0%)だった。年代別に見ると、20代は「ニキビ」、40代は「かゆみ」の割合が目立ち、年代によって悩みの傾向が異なることがわかった。
繰り返す肌トラブルについて対策をしているか尋ねると、48.5%が「対策をしたいができていない」と答えた。年代別に見ると40代は60.7%と高く、全体と比べると対策できていない人が多いことが明らかとなった。
肌トラブル対策をしている人に具体的な内容を聞いたところ、「保湿力の高いスキンケアを使う」が66.7%と最も多かった。次いで、「低刺激性のスキンケアを使う」(40.7%)、「肌トラブル対策のスキンケアを使う」(27.8%)となっている。
対策をしない理由について尋ねたところ、59.4%が「どんなことをすればいいのか分からないから」と答えた。以下、「何を選べばよいか分からないから」(48.8%)、「面倒だと感じるから」(27.5%)と続いている。
美容家の岡本静香さんによると、弱っている肌は刺激を受けやすい状態であるという。そのようなときには、低刺激な化粧品でたっぷり保湿をするのがよいとのこと。角層を潤わせつつも、肌本来の元気を取り戻すバリア機能に注目している商品を使い、ジェルやクリームなど自身の肌に合った保湿を行うのがポイントだという。