アユートは10月23日、FENDER(フェンダー)のインイヤーモニター「Pro IEM」シリーズを発表した。11月以降に発売する。
Pro IEMシリーズは、「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」「NINE 1」「NINE」の5モデルで構成されるインイヤーモニターシリーズ。ダイナミックドライバーとバランスドアーマチュアドライバーの両方を搭載するハイブリッドドライバー方式を採用している(NINEはダイナミックドライバーのみ)。
価格はオープンで、推定市場価格はTHIRTEEN 6が263,980円前後(税込)、TEN 5が164,980円前後(税込)、TEN 3が109,980円前後(税込)、NINE 1が36,280円前後(税込)、NINEが14,280円前後(税込)。
5モデルとも、テネシー州ナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」で設計。パッケージには共通で、クリーニングツール、6.3mm/3極変換プラグ、デラックスキャリングケース、フォームイヤーチップ(3サイズ)、TPEイヤーチップ(4サイズ)が付属。
最上位モデル「THIRTEEN 6」
THIRTEEN 6は、3層構造のハウジング内に、直径13.6mmのHDDドライバー×1基(HIGH DENSITY DYNAMICドライバー。高密度マグネシウムチタン合金を採用したダイアフラム搭載のダイナミックドライバー)と、HDBAドライバー×6基(HYBRID DYNAMIC BALANCED ARMATUREドライバー。超高域×2、高域×2、中域×2)を内蔵したイヤーモニター。ワイドなサウンドステージと、深みのある低音を再生できるとしている。リファレンスクラスのインイヤーモニターとして、エネルギーに満ちたサウンドを提供するという。
再生周波数帯域は8Hzから24kHz、インピーダンスは34Ω、音圧感度は112dB。ケーブルのコネクタ形状は、独自デザインの2pinコネクター「Talon 2pinコネクター」を採用。シェル素材は3Dプリンター樹脂。
BAドライバー5基の「TEN 5」
TEN 5は、直径10mmのHDDドライバーと、HDBAドライバー×5基(超高域×1、高域×2、中域×2)を搭載したイヤーモニターだ。
再生周波数帯域は9Hzから21kHz、インピーダンスは34Ω、音圧感度は111dB。シェル素材は3Dプリンター樹脂。ケーブルのコネクタ形状はTalon 2pinコネクター。
BAドライバー3基内蔵の「TEN 3」
TEN 3は、直径10mmのHDDドライバー×1基と、HDBA×3基(超高域×1、高域×1、中域×1)を搭載したイヤーモニター。低音から高音まで、音源をバランスよく再生できるとしている。
再生周波数帯域は9Hzから20kHz、インピーダンスは33Ω、音圧感度は111dB。シェル素材は3Dプリンター樹脂。ケーブルのコネクタ形状はTalon 2pinコネクター。
ダイナミックドライバーとBAドライバを1基ずつの「NINE 1」
NINE 1は、直径9.25mmのダイナミックドライバー×1基と、HDBAドライバー×1基を搭載したイヤーモニター。再生周波数帯域は10Hzから21kHz、インピーダンスは16Ω、音圧感度は111dB。シェル素材は3Dプリンター樹脂。ケーブルのコネクタ形状はTalon 2pinコネクター。
ダイナミックドライバー1基搭載の「NINE」
NINEは、直径9.25mmのダイナミックドライバー×1基を搭載したイヤーモニター。再生周波数帯域は11Hzから20kHz、インピーダンスは16Ω、音圧感度は106dB。シェル素材は3Dプリンター樹脂。ケーブルのコネクタ形状はTalon 2pinコネクター。