10月27日よりNHK総合でスタートする土曜時代ドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り~』(毎週土曜 全8話 18:05~18:43)の試写会が22日、東京・渋谷の同局で行われ、田中麗奈、ともさかりえ、佐藤江梨子が出席した。
朝井まかての小説『ぬけいまいる』を、小松江里子の脚本でドラマ化した同ドラマ。江戸時代の江戸に住む幼なじみの女3人が、仕事や家庭も放り出して伊勢を目指す流行の「抜け参り」に繰り出して珍道中を巻き起こす、というストーリーになっている。
お蝶役の田中は原作を読んだ際に「大笑いしました。3人がとても明るくて元気で、ずっと高いテンションで読み続けられました」と好印象だったそうで、「そういう気持ちをもって演じられたらと思いながら今も撮影しています」と原作を読んだ時の印象を撮影でも大切にしているという。同ドラマで演じたお蝶は、日本橋の小物問屋の女主で色気漂う浮気者。「お買い物やりメイクは、普通の女性が好きなところでもありますし、そこは似てますね。それと私はすぐタクシーに乗っちゃおうというところもあるので、歩くと疲れちゃうところは似ていると思います」と役柄との共通点も多いという。
母が営むめし屋を手伝う独身女のお以乃を演じたともさかは「お以乃は一見ドライに見えて人情深く愛情深い人。私は緊張しいで現場でじっとしていることが多く、ドライな人間に見られがちなんです」と話し、昔は剣術の達人で今は武家の奥方として凛としているお志花役の佐藤は「私はそんなに育ちが良くないので。それに剣の達人は忘れていただければ有り難いです」と恐縮した。
第1話で印象に残ったシーンを、桶の水を浴びるというシーンをあげた田中は「あれは楽しかったですね。小さい時に見ていたコントの一部みたいで、なかなかないですよ。本当に楽しかったです」とにっこり。そんな田中に対して佐藤は「麗奈さんが濡れてすぐ、というシーンで、桶の具合が悪くて2回も濡れさせてしまいました。だから余計乾かなったかもしれません。(水が)染み込んじゃって申し訳ないと思いました」と謝罪するも、「おふたりに初めてお会いするシーンの時に、おふたりとも絵になっていたので緊張してました。きれいなおふたりを見れて毎日幸せです。眼福です」と満足げだった。