サッカーJ1・ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手が22日、スポーツ用品メーカーのアシックスとアドバイザリースタッフ契約を締結したことを発表し、都内の同社で会見を行った。
契約記者発表会に出席したアンドレス・イニエスタ選手
契約は10月1日からで、内容はスパイクシューズをはじめとする同社スポーツ用品の使用、商品に対する開発面でのアドバイス、広告やカタログ、ポスターおよび電子媒体による宣伝、販売促進活動への協力など。この契約は、イニエスタ本人が同社の製品を高く評価し信頼しており、かつアスリートとしてのビジョンや価値観が同社の企業理念と一致していることから実現したという。
イニエスタは「日本に来るという人生で最も大きな決断の一つをしたときに、日本でどのようにプレーしていくかを含め、シューズをどうしていくかが重要なことだった。その中で、アシックスのみなさんが伝えてくれたプロジェクトへの熱意などを見てお願いしたいと思いました。あらゆる面でサッカー選手を手助けできるようなシューズを開発するプロジェクトに自分も関われることに惹かれて決意しました」と契約を決めた理由を説明した。
イニエスタが使用するスパイクシューズは、「DS LIGHT X-FLY4」をベースに、本人の足形を精密に計測し、フィッティングや安定性にこだわりを持つ本人の意見も取り入れながら作成。イニエスタは「ここ数週間、プロジェクトチームの方々と議論を重ねてきて、もしかしたらアシックスのみなさんにはしつこいとと思われているかもしれないが、僕としてもいいシューズを作りたいという気持ちがあった」と明かし、「サッカー選手にとってはシューズの履き心地が重要になってくる。アシックスのみなさんは素晴らし仕事をしてくれ、このシューズも素晴らしいものが出来上がった」と納得の表情を見せた。
また、アシックスとの契約について「本当に喜ばしい」という思いとともに、「これまで使っていたナイキからアシックスへの変化に大きな責任も感じています」と告白。そして、「日本での挑戦は、ヴィッセル神戸をトップチームに育てること。アシックスファミリーに入ったことは、それを達成するための一つの大きなモチベーションになると考えているので、これからも頑張っていきます」と改めて決意を語った。
