日本楽器フェア協会は、2018年10月19日(金)、20日(土)、21日(日)の3日間、東京・有明の東京ビッグサイト西1・2ホールにて、『2018楽器フェア』を開催。本稿では、2年に一度開催される同イベントでの、楽器関連企業ブースの様子や、各社の最新モデルの情報などをレポートする。
AiX音源搭載キーボード「CT-X」、高音質電子ピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」などを展示(カシオ計算機)
カシオ計算機ブースでは、新開発の「AiX音源」を搭載したハイスペックな電子キーボード「CT-X」シリーズや、ドイツの名門ピアノメーカー、C.ベヒシュタイン社と共同開発したデジタルピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」などを中心にプレイアブル展示が行われた。また、ブース前方に設けられたステージエリアでは、各種製品を活用したデモンストレーションも実施され注目を集めていた。さらに、カシオのキーボードといえば忘れてはならない、鍵盤が光って弾くところを教えてくれる光ナビゲーションキーボード「LK」シリーズなども展示されており、多くの来場者を魅了していた。今夏に発売されたばかりのLKシリーズは、光ナビ機能で鍵盤の演奏をサポートしてくれるだけでなくマイクも付属しており、いつでも楽しく歌えるのも大きな魅力だ。
シンセサイザーとチューナーに埋め尽くされた壁面が壮観! KID取扱いブランドも(コルグ)
ブース内に入ると、歴代のシンセサイザーやチューナー/メトロノームに埋め尽くされた壮観な壁面が来場者を出迎える。アナログシンセサイザーから、ミュージックワークステーション、DJ機器、volcaシリーズをはじめとしたガジェット系デジタル楽器まで幅広く展示されていた。また、同社製品のみならず、同社の輸入代理部門であるKIDが取り扱う、VOX、ARP、PRS、Warwick、Blackstar、ARTURIA、moog、KEMPER、aguilar、Lag、SEQUENZ、ALLEN & HEATHなどの各ブランドからも製品が集結。楽器好きにはたまらない、さながら大人の秘密基地といった雰囲気を楽しめるはずだ。
YouTuberに大人気のボイストランスフォーマーの最新モデル「VT-4」でケロボイスを堪能!(ローランド)
Roland、BOSS、v-modaなど各ブランド合同にて、大規模なブースを展開するローランド。斬新な外観が目を惹くショルダータイプのキーボード「AX-Edge」、充実したサウンドを搭載した軽量&コンパクトな76鍵キーボード「JUNO-DS76」、さらにはスマートフォンに最適なオーディオミキサー「GO:MIXER Pro」などの最新モデルが展示され注目を集めた。中でも、YouTuber/VTuberからも支持されるボイストランスフォーマーの新機種「VT-4」には熱い視線が注がれていた。前モデルVT-3で好評だった機能をそのままに、大幅な小型化を実現。あらたにピッチ補正機能や電池駆動(単3×4本)なども追加されている。
最新シンセMODXシリーズやスマートフォンと連携する最新の電子ドラムDTX402に注目(ヤマハ)
アコースティックから、デジタルまで幅広い楽器を展開するヤマハブース。発売されたばかりの同社最新ミュージックシンセサイザー「MODX」シリーズや、これからドラムを始める人に最適な電子ドラム「DTX402」には、試奏の列ができ、その注目度の高さが感じられた。また、同ブース内には、音楽制作ソフトウェア「Cubase」「Nuendo」でお馴染みのSteinbergも出展。プロオーディオの世界で絶大な支持を受け続けている、Rupert Neve Designsのインプットトランスフォーマーを搭載したUSB オーディオインターフェース「UR-RT」シリーズなどもプレイアブル展示されていた。