説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneは明るさ4段階調節可能な懐中電灯になるの?』という質問に答えます。
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iPhoneの背面に用意されたLEDは、カメラアプリのシャッターとして連動して光ることで、ストロボに似た機能を実現します(True Toneフラッシュ)。ストロボほどの明るさは得られませんが、わずかな消費電力で動作するという特性に着目すると、写真撮影以外の用途も見えてきます。懐中電灯としての役割は、そのひとつです。
ご質問のとおり、iOS 10以降が動作する3D Touch対応のモデルであれば、4段階調節可能な懐中電灯代わりにiPhoneを利用できます(フラッシュライト機能)。電源ボタン/スイッチはないものの、ロック画面やコントロールセンターからON/OFFできますし、設定した明るさレベルは記録され次回ONにしたとき自動適用されますから、ONにするたび明るさ調整する必要はありません。
フラッシュライトボタンがコントロールセンターに表示されていない場合や表示位置を変更する場合は、『設定』→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」の順にタップし、「フラッシュライト」を追加し「三」ボタンを上下にドラッグして表示位置を調整しましょう。
フラッシュライトの明るさを調整する場合は、コントロールセンターのフラッシュライトボタンを長押し(3Dプレス)します。すると画面に大きなバーが現れるので、上下方向にドラッグすると明るさを4段階に調整できます。この画面で設定した明るさは、再び変更するまで適用され続けます。
急いでフラッシュライトを点灯させたいときには、ロック画面左下にあるフラッシュライトボタンを利用します。コントロールセンターとは異なり、このボタンは3Dプレスで反応しますから、タップしてもボタンが一瞬大きくなるだけでフラッシュライトが点かない! などと慌てないよう注意しましょう。