アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也主演のテレビ東京系ドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』(12月19日21:00〜)の追加出演者が20日、明らかになった。

  • 上段左から小日向文世、広瀬アリス、亀梨和也、中村倫也、榎木孝明。下段左から渡辺いっけい、眞島秀和、高橋努、西田尚美、田中哲司。

    上段左から小日向文世、広瀬アリス、亀梨和也、中村倫也、榎木孝明。下段左から渡辺いっけい、眞島秀和、高橋努、西田尚美、田中哲司。

同作は発行部数は240万部超えとなる東野圭吾の代表作を実写ドラマ化。強盗殺人犯の弟という運命を背負った青年・武島直貴(亀梨)が、周囲の差別や偏見に苦しみながらも、やがて自分の家族を持つまでの軌跡を、兄弟の手紙を通して丁寧に描く。

直貴の恋人・中条朝美役に広瀬アリス、朝美の従兄で許嫁・嘉島孝文役に中村倫也、直貴の職場の先輩・寺尾祐輔役に高橋努、直貴が就職する「真芝電機」人事部の社員・町谷健二役に眞島秀和、朝美の母・中条京子役に西田尚美と、個性豊かなキャスト陣が揃う。

さらに、直貴のバイト先の居酒屋店長役に渡辺いっけい、強盗殺人被害者遺族の息子・緒方忠夫役に田中哲司、朝美の父親・中条浩臣役に榎木孝明、直貴の就職先の社長・平野宗一郎役に小日向文世と、ベテラン陣が引き締める。また、今後直貴を支えるヒロイン役と、罪を犯す兄役が明らかになる。

亀梨和也 コメント

島直貴を演じている時間は、この作品のテーマである“生きるということの複雑さ”を、良い事もそうでない事もとても敏感に感じながら過ごさせてもらった時間でした。僕の感覚でわかりづらいかもしれませんが、頭と心の距離感をいかに縮めて、尚且つそれを外に出せないというマインドを作り上げるというのは、凄く苦しかったですね。

直貴という役は、これまでの亀梨和也としての経験を生かし、引き出しを開けながら演じられる役ではなく、寧ろ、引き出しに鍵をかけながら演じなければならなかったというところが、自分自身、とても良い挑戦だったと思います。深川監督とお仕事するのは初めてでしたが、凄く寄り添ってくださる監督でした。何かメッセージを訴えかけるような役どころではない、どちらかというと受け身なので、その時感じた事や、悶々とため込んだものを、やっと吐き出せた時のセリフは、変にこなれないように意識しました。すらすらセリフを言うというよりは、感情的になったり、逆に感情を抑えたり……その辺をお芝居の中では気を付けて、テクニック的な部分はなるべく排除しようと思っていました。撮影の間、監督には、僕自身の内から滲み出るものをとても大事に撮ってもらい、僕自身もそれを惜しみなく生み出すという作業だったのかなと思います。

共演者の皆さんはとても印象的で、例えるなら旅をしているみたいでした。「直貴の途中下車の旅」みたいな感じで、皆さんといろんな出会いをして、いろんな発見がありました。出来るだけ多くの方たちに、この「手紙」を受け取って頂けたら、と思います。そしてこの「手紙」を受け取った皆さんが、どういう風に感じてくれるのかという事、それがお返しの「手紙」として自分に届いたら、幸せだなと思います。

広瀬アリスコメント

今回「手紙」がドラマ化になり、しかもこの作品に参加出来る事はとても光栄です。元々映画の「手紙」を勧められて観ていたのですが、とても良くて何度も見返していた作品です。いろいろ考えさせられるお話ですし、とても繊細な作品でもあるので、私も一つ一つのシーンを大事に演じました。人間の良いところばかりを描いていない、妙にリアリティーのあるとこに恐怖を感じます。それでも懸命に生きている一人の人間の姿がとても心に残ります。映画版を観た方も観てない方もきっと何かを感じて頂ける作品になっていると思います。 是非、ご覧ください。

中村倫也 コメント

直貴とは住む世界の違う、少し嫌な奴?でも憎めない男??
なんだか抗えない、やるせない気持ちになってもらえるように、自分なりに繊細に演じました。作品の中で良いスパイスになっていれば幸いです。ご期待ください。