女優の広瀬すずが主演した日本テレビ系ドラマ『anone』(今年1月期放送)が、フランス・カンヌで開催された国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」で、「MIPCOM BUERS'AWARD for Japanese Drama」のグランプリを受賞した。

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    『anone』主演の広瀬すず=日本テレビ提供

この賞は、日本のドラマの中で「ぜひ買いたい作品」「自国で放送したい作品」を、世界中のバイヤーからMIPCOMが推薦したバイヤーが、日本のドラマの中から優秀作品を選出するもの。今回は審査基準の1つに「リメイク可能なコンディションの作品」という要件が入っており、日本国内の各放送局から9作品がエントリーされた。

主演・辻沢ハリカ役の広瀬は、今回の受賞に「私にとって、『anone』は本当に支えになっている作品です。今も、よく見返してみたり、焼きうどん食べたくなって作ったりしてます(笑)。放送は終わっていますが、これからももっと沢山の方に届いてほしいドラマです。ハリカとして生きさせていただけた時間をあらためて幸せに思いました。本当におめでとうございます!」とコメント。

脚本の坂元裕二氏は「最高のプレゼントをいただきました。日本の連続ドラマも世界に羽ばたこうとしています。みなさん、ぜひ応援してください」、日本テレビの次屋尚プロデューサーは「MIPCOMの同賞では『Mother』が審査員特別賞(2010年)、『Woman』がグランプリ(2013年)、そして今回の『anone』と、日テレで制作した坂元裕二脚本ドラマ3部作全てが受賞という快挙です。今『Mother』『Woman』はトルコをはじめ数カ国でリメイクされ、しかも大ヒットを果たしています。今回の受賞が『anone』が国際的に認識される大きな礎になるに違いありません。そして、主演を務めた広瀬すずさんもまた、世界に向けて羽ばたいていくことを願ってやみません」とメッセージを寄せている。

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    日本テレビ廣瀬健一取締役(左)と審査員長のドラガン・ペトロビッチ氏=同

●「MIPCOM BUERS'AWARD for Japanese Drama」ノミネート作品
NHK『半分、青い。』
日本テレビ『anone』
テレビ朝日『おっさんずラブ』
TBS『アンナチュラル』
テレビ東京/BSテレ東『逃亡花(のがればな)』
フジテレビ『コンフィデンスマンJP』
ABCテレビ『幸色のワンルーム』
読売テレビ『ブラックリベンジ』
カンテレ『美しき隣人』