出前総研は10月18日、10月19日の「イクメンの日」にちなんで実施した男性の家事・育児に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年9月29日~10月8日、調査対象は子供のいる既婚者、有効回答は633人。
「毎日」家事・育児をする男性は4割
普段の家事や育児の頻度を尋ねたところ、「毎日」との回答は女性では93.3%に上ったのに対し、男性では40.2%にとどまった。また「休みの日」に家事・育児に参加すると答えた男性は25.4%、「気が向いた時」は15.6%となり、同調査では「まだまだ男性の育児・家事参加は女性と比べて少ないようだ」と述べている。
総務省が5年ごとに実施している社会生活基本調査によると、6歳未満の子供を持つ夫婦の家事関連の時間において、男性が家事・育児にかかわる時間は1日平均1時間5分(育児48分)だったのに対し、女性は6時間48分(同3時間42分)と男性の約6倍だった。
共働き家庭では、男性が家事・育児にかかわる時間は1時間7分(同47分)、女性は5時間27分(同2時間47分)。専業主婦の家庭では、男性が54分(同44分)、女性は8時間38分(同4時間56分)と差は9倍に開いた。
また出前総研が行った家事と育児の両立に関する質問でも、子供のいる男性の60.9%は「どちらかというと仕事を優先している」と回答しており、同調査では「女性の社会進出が進む中でも、男性の育児・家事参加時間は非常に短く、特に家事を行っていないことがわかる」と分析している。