国土交通省は17日、中央新幹線品川~名古屋間建設工事における大深度地下の使用を認可したと発表。JR東海も同日、国土交通大臣へ認可申請を3月20日に行っていた中央新幹線品川~名古屋間に係る大深度地下使用の認可を受けたと発表した。
JR東海は全国新幹線鉄道整備法にもとづき、品川~名古屋間(約286km)について工事実施計画の認可を受けて整備を進め、このうち首都圏および中部圏において、通常利用されない空間である大深度地下を極力使用するために認可申請を行っていた。
国土交通省では、大深度地下の公共的使用に関する特別措置法(平成十二年法律第八十七号)第十六条の規定にもとづき使用を認可し、同法第二十一条第一項の規定にもとづき告示したと発表。中央新幹線品川~名古屋間建設工事の大深度地下の使用を認可した区間は、首都圏事業区域の延長33.3km(東京都品川区~町田市)、中部圏事業区域の延長約17.0km(愛知県春日井市~名古屋市)となる。
JR東海では、引き続き関係者の理解や協力を得ながら、工事の安全・環境の保全・地域との連携を十分重視し、計画を着実に進めていくとしている。