Amazon.co.jpは16日、Kindle電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」Newモデルを発表した。Wi-Fi版と、Wi-Fi+4G版の2つを用意し、Wi-Fi版は容量の違いや広告の有無などで4機種、Wi-Fi+4G版は1機種の計5機種をラインナップする。価格は税込13,980円から(記事内の価格はいずれも税込)。

  • 専用のファブリックケースを装着した「Kindle Paperwhite」Newモデル(第10世代モデル)

  • 「Kindle Paperwhite」第10世代モデル本体。16日から予約開始

Kindle Paperwhiteは、6インチサイズの電子書籍リーダー。上位機種となる「Kindle Voyage」や「Kindle Oasis」同様に解像度300ppiのディスプレイを備えている。

新しいKindle Paperwhite(第10世代モデル)では、デザインや機能が大幅に進化。Kindleシリーズの上位機種「Kindle Oasis」で採用されているIPX8の防水機能(最深2mの真水に最大60分浸かっても動作する)を新たに備え、お風呂場やプールなど水のある場所での利用が可能になっている。

  • IPX8の防水機能を新たに獲得

本体は、Paperwhiteシリーズ史上最薄となる、厚さ8.18mmを実現。ディスプレイは6インチ、300ppiと前モデル同様だが、ベゼルはフルフラット仕様になっている。また、明るさ調整が可能なLEDライトを5つ(前モデルでは4つ)搭載し、明るさが均一化してより読みやすくなったとする。ストレージ容量は、これまでの4GBから、8GB / 32GBのいずれかを選択できるようになった。

  • 画面は直射日光でも見やすい反射抑制ディスプレイ(新しいKindle Paperwhiteは左。右はiPad mini 4……?)

  • LEDライトは5つ搭載、明るさの均一性が保たれ、より見やすくなっているという

機能面では、新しい「ホーム画面」が用意され、読書履歴に基づいて本をレコメンドする機能が追加された。加えて、作品に関する特典や豆知識なども、作品に応じて表示される。また、ホーム画面や読書ページの左上をタップすることで、読書設定メニューを表示でき、フォントサイズや行間などの読書設定をいつでも調整、カスタム保存できるようになった。

ホーム画面の最新化は、第10世代のKindle Paperwhiteと、第6世代のKindle Paperwhite以降のすべてのKindleシリーズ向けに、無料アップデート提供される。

  • 背面にはより柔らかい素材を採用

  • 前モデル(左)と第10世代モデル(右)。第10世代はベゼル部がフルフラットになっている

  • 新しいホーム画面

  • 左上から読書設定メニューにアクセスできる

  • 読書設定メニューでは、フォントや行間、進捗状況の表示設定、テーマなどを設定・保存できる

予約受付は16日から。価格は、Wi-Fi版の8GBモデルが13,980円から、同32GBモデルが15,980円から。Wi-Fi+4G版は22,980円となる。発売日は11月7日から順次。詳細は以下の通り。

  • Wi-Fi 8GBモデル(広告付き)……13,980円、11月7日発売
  • Wi-Fi 8GBモデル……15,980円、11月7日発売
  • Wi-Fi 32GBモデル(広告付き)……15,980円、11月7日発売
  • Wi-Fi 32GBモデル……17,980円、11月7日発売
  • Wi-Fi+4G 32GBモデル……22,980円、12月13日発売

Kindle Paperwhite新モデルの主な仕様

  • ディスプレイ: 6インチ E Ink 300ppi
  • ストレージ: 8GB / 32GB
  • サイズ: W116×H167×D8.18mm
  • 重量: 182g(Wi-Fiモデル) / 191g(Wi-Fi+4G)
  • 防水機能: IPX8
  • 連続駆動時間: 最大数週間
  • Wi-Fi: IEEE802.11b/g/n

Kindle Paperwhiteの新カバーは3素材・7色

新しいKindle Paperwhite用のカバーも同時発売する。素材とカラーは、プレミアムレザーがラスティックのみ(6,680円)、通常レザーがブラック、メルロー、パンチレッド、インディゴパープルの4色(各4,680円)、ファブリックがチャコールブラック、カナリアイエロー、マリンブルーの3色(各3,680円)。

  • 新しいKindle Paperwhite用の新カバー

  • ファブリックのカナリアイエロー。鮮やかな黄色だ

  • こちらはプレミアムレザーのラスティック。長く使い続けると、レザーならではの深みのある色合いに変化しそうだ