大戸屋は10月16日、"ふるさとおうちごはん"「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」(税込980円)を全国の大戸屋店舗で発売する。販売は11月30日まで。

  • 「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」(税込980円)

    「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」(税込980円)

同社では2012年から毎年、東北にゆかりのあるメニューを「復興支援メニュー」として販売し、その収益の一部を東日本大震災で被災した子どもたちへ寄付している。

今年発売する「復興支援メニュー」は、"ふるさとおうちごはん"「ソースカツサラダとほうれん草のすいとん定食」。認定NPO法人カタリバのサポートのもと、福島県のふたば未来学園の高校生5人とともに開発した。

面積の広い福島県は、浜通り・中通り・会津と地域が分かれており、それぞれ地域の特色を活かした豊かな食文化が発展している。同メニューは、各地域の豊かな食文化を取り入れ、福島の"おかあさんの味"をお手本にした定食であるという。

おかずはソースカツ、すいとん、いかにんじん、凍み豆腐を採用した。「ソースカツサラダ」は、ボリュームある会津の郷土料理。付け合わせはキャベツが定番だが、一工夫してコールスローにした。ソースの甘みとコールスローの酸味が食欲をそそる味わいだという。

「ほうれん草のすいとん」は、浜通りで親しまれている、優しい味わいのすいとんをアレンジしたもの。すいとんの団子にほうれん草を練りこみ、香りと栄養をプラスした。

「いかにんじんのマリネ」は、中通りの「いかにんじん」を食べやすいマリネにしている。「凍み豆腐のつみれと野菜の炊き合わせ」は、中通りで親しまれている凍み豆腐を使用した料理。刻んだ凍み豆腐と鶏肉を混ぜ、一風変わったつみれにアレンジした。だしを吸った凍み豆腐の効果で、中までしっとりとしているという。

同メニューの売り上げは「子供の学びを応援するメニュー」として、1食あたり20円を、特定NPO法人カタリバが運営する被災地の子供たちのための放課後学校「コラボ・スクール」に寄付するとしている。