12月から本放送が始まる4K放送対応チューナー!

2018年12月1日から、新4K8K衛星放送が始まります。これに合わせ、各社から対応チューナーや、対応チューナーを内蔵したテレビ、レコーダーが多数発表されました。アイ・オー・データ機器では、新4K衛星放送対応チューナー「REC-ON HVT-4KBC」を11月末から発売します。価格はオープンプライスですが、店舗での想定価格は32,800円(税別)となっています。

  • 新4K衛星放送対応チューナーの「REC-ON HVT-4KBC」。出荷は本放送開始前の11月末を予定しています

10月16日にはCEATEC JAPAN 2018が開幕し(千葉県・幕張メッセ)、各社の対応チューナーが展示されます。すでに4Kテレビは各社が発売していますが、12月からの新4K8K衛星放送を受信するためには、対応チューナーを購入しなければなりません。

アイ・オー・データ機器のREC-ON HVT-4KBCは、4Kテレビのユーザーや、HDMI 2.0入力を備えた4Kディスプレイのユーザーに向けた製品です。現在は4Kテレビや4Kディスプレイを所有していなくても、裏番組の録画として利用したり、4K放送をHDDに録画しておきたいというユーザーも想定しています。なお、HVT-4KBCは8K放送には対応していません。

  • REC-ON HVT-4KBCの操作はリモコンで行います

録画は別売の外付けHDDを使います。一度に接続できるHDDは1台ですが、最大8台までのHDDを登録できます。4TBのHDDで約256時間の録画が可能ですし、アイ・オー・データ機器製のHDDは日本全国で入手が容易なのが、REC-ON HVT-4KBCのメリットでしょう。

チューナーとテレビ・ディスプレイの間で4K放送を伝送するには、HDMI 2.0ハイスピード対応ケーブルが必要ですが、HVT-4KBCには2mの対応ケーブルが付属します。これも大きな利点です。

  • 本体背面。取り付けられるHDDは1台

  • REC-ON HVT-4KBCからは、最大8台のHDDを認識させられます。必要に応じて複数のHDDを付け外すことになります

  • デモの会場では、録画済の試験放送を流していました

  • 新4K8K衛星放送をフルに受信するためには「左旋アンテナ」などの新しい設備が必要ですが、従来の「右旋アンテナ」でも6つの4K放送局を受信できます。なので、テレビは今のままでも録画はしておき、ダウンコンバートして再生する機能があります

  • HVT-4KBCはチューナーなので、録画のためにはHDDが必要。アイ・オー・データ機器の既存製品、8TBまでの外付けHDDで動作確認されています

  • 4K放送を見るためには、2.0ハイスピード対応のHDMIケーブルが必要ですが、HVT-4KBCには2mのケーブルが付属します

65型4Kモニターはこの冬発売を目指してブラッシュアップ中

アイ・オー・データ機器は現在、55型・49型・43型・28型・27型の4K対応モニターを販売していますが、9月に行われた東京ゲームショウで65型の新製品「LCD-M4K651XDB」を参考展示していました。価格はオープンプライスですが、発売後の想定価格は198,000円(税別)くらいだろうとされています。

  • 2018年冬に発売予定の65型4K対応ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K651XDB」、圧巻の大画面です(画像はボカし処理をいれてあります)

  • 4Kを実感できるアップ画像。画面左隅の文字もこれだけハッキリ見えます

65型というとかなり大きく、表示面積は142848x803.52mmもあります。このため、家庭用だけでなくデジタルサイネージでの活用も想定しています。

今回展示されていたものはまだ調整中で、発売は2018年の冬とのこと(年内は無理そうと話していました)。実際、単体で見た場合はあまり気にならなかったのですが、隣にあった既存製品と比較すると、まだ調整が必要と感じました。

  • 発売に向けてチューニング中ということで、他の現行モデルと比べると色味がいまひとつでした

  • 本体の大きさを実感していただくために、東京ゲームショウ2018で撮影した1コマ。こんなに近づいていたら、隅のライフゲージが見えないような……

メディア向けの内覧会では、関連製品として、最大100GBのブルーレイディスク、チューナーの開発で協力を受けたというマスプロアンテナの製品も展示していました。

  • 参考として、ライブラリ化に向く100GBのBD-R XLをはじめとしたブルーレイ関連商品を展示。100GBなら4K放送を約380分、録画可能です

  • マスプロアンテナの4K8K放送対応機器