俳優の阿部寛が主演を務めるTBS連続ドラマ『下町ロケット』(毎週日曜21:00~)の第1話が14日に放送され、視聴率が13.9%だったことが15日、わかった(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

  • 『下町ロケット』

    『下町ロケット』舞台挨拶時の写真

2015年10月期に放送された『下町ロケット』の続編。池井戸潤の小説「下町ロケット」シリーズの第3弾『下町ロケット ゴースト』と第4弾『下町ロケット ヤタガラス』(小学館刊)を原作に、宇宙から大地へ、主人公・佃航平(阿部寛)率いる佃製作所の新たな戦いを描く。

元宇宙科学開発機構の研究員で、ロケットの打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、現在は父親が遺した下町の工場「佃製作所」で経営者として第2の人生を送っている佃航平(阿部寛)。一度はあきらめかけた佃の夢であったロケット製造を、自社が開発したバルブシステムを使用し、日本を代表する大企業・帝国重工の純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」により実現するなど、順調な佃製作所だったが・・・。

第1話では、ある日、帝国重工の社長交代により、スターダスト計画は次回で終わるかもしれない――と財前(吉川晃司)から告げられ、佃はショックを受ける。ロケット製造に関わることは佃の夢であるとともに、今や“ロケット品質”を掲げる佃製作所社員たちの精神的支柱にもなっていたのだ。

そこへ追いうちをかけるように、大口取引先の農機具メーカーから小型エンジンの取引削減を告げられる。性能よりもコスト重視という考えに、技術力が売りの佃製作所は存在意義が揺らぎ始め、佃は強い危機感を抱く。

そんな中、佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)の父親が倒れる。殿村の実家は三百年続く農家。父親の看病と畑仕事の手伝いに、週末ごとに帰省する殿村を見舞う佃と山崎(安田顕)。トラクターを運転する殿村をじっと見て、佃はあることに気づく。それは、佃の中に新たな夢が生まれた瞬間だった――。