俳優の瀬戸康史が14日、東京・新宿のブックファースト新宿店でアーティストブック『僕は、僕をまだ知らない』(10月17日発売 2,315円税抜き ワニブックス刊)の発売記念イベントを行った。
2005年のデビュー以降、幅広いキャラクターを演じて注目を集めている瀬戸康史。現在放送中のNHK連続テレビ小説『まんぷく』では、長谷川博己扮する立花萬平を支える神部茂役として出演している。そんな彼のアーティストブックとなる同書は、自身がコンセプトを考えた写真のドラマ『海月姫』(フジテレビ系)で演じた"蔵子"の撮り下ろしポートレートや、自身が創作した物語&イラストによる絵本『小さな神様』、更に2万字を超えるロングインタビューが収録されるなど、瀬戸の魅力が詰まった1冊となっている。
出来上がった同書を手にしながら「とてもうれしいですね。短い期間の撮影だったんですけど、悔いの残らない良い作品になったと思います」と笑顔を見せた瀬戸は「今回は"繋がる"をテーマにしていて、"街と繋がる"写真があり、串カツを食べました。そこはわんこそば形式で串カツが出てきて、ストップと言わないと永遠に出てくるんです。40本食べましたが、夕飯にスタッフさんが美味しいものを用意してくれたんですけど一口も手をつけられませんでした(笑)」と撮影エピソード。「アーティストブックとは銘打っていますが、写真ばかりではなく絵本や今まで30年間生きてきた僕を知ってもらえる文章も暴露しています。そういうところも楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。
瀬戸は、10代で芸能界入り。今年で30歳になった。10代と比べて「ちゃんと人の目を見て話せるようになりました。今まで人が怖くて拒否っていましたから(笑)」と自己分析。続けて、「今まで友だちはいませんでしたが、今では高橋一生さんという大事な兄貴ができ、人との繋がりも案外悪くないんだなと思うようになりました。悪い人たちもいますけどね」と笑いを誘う場面も。また、30代の目標を「30歳まではお仕事が充実していましたが、これからはプライベートを充実しないとダメだと思いました。それこそ美味しいご飯を食べるとか旅行に行くとか。今、一生さんと台湾に旅行に行きたいという話をしていますが、一生さんはお忙しいですからね。一生さんと台湾に行くことが目標です」と語っていた。