フジテレビ系で10月17日からスタートするアニメ『INGRESS THE ANIMATION』の先行上映会が13日、都内で行われ、声優の中島ヨシキ、上田麗奈、喜山茂雄、緒方恵美、櫻木優平監督、ナイアンティックのジョン・ハンケCEOが出席した。
フジテレビは"海外にアニメカルチャーを広げたい"というコンセプトのもと、高品質で世界基準のアニメ作品を全世界に向けて発信していく新アニメ枠『+Ultra』(プラスウルトラ)を発表。その第一弾となる『INGRESS THE ANIMATION』は、『ポケモン GO』の開発・運営に携わるNiantic,Inc(以下ナイアンティック)が手掛けた世界的人気のゲーム 『Ingress(イングレス)』を原作に、新鋭の櫻木優平監督がまったく新しい映像世界を作り上げた。触れた物の記憶を読むという特殊能力を持った主人公・翠川誠、記憶を失った女性・サラ、二人を追う謎の男・ジャックといったそれぞれのキャラクターが戦いを繰り広げる。
放送直前となったこの日は、同アニメの第1~4話の上映会が行われ、上映会後には舞台あいさつ。主人公・翠川誠の声を担当した中島ヨシキは「誠としては世界を救うというか、サラを救いたいだけなので、彼の男としての成長を見守って欲しいです」と誠としての見どころを語るも、「声の演技は置いといて、映像のクオリティーがえげつないです。この作品は絵が美しいということが、最大の武器の1つだと思います」と映像の力に圧倒された様子。サラ役の緒方は「これからいろんなキャラクターのことが掘り下げられ、魅力もどんどん出ていきます。そのような中、誠やサラ、ジャックが巨大な陰謀に立ち向かっていき、私は最終的に『Ingress』をやりたいと思わせる仕掛けを感じました。ぜひ1話からそれぞれのキャラクターやストーリーを楽しんでいただいて、最後まで見て欲しいです」とアピールした。
同アニメには、ベテランの緒方恵美も人工知能のADA役で参加。 YouTubeでは『ADAの部屋』と題した緒方によるトーク番組も配信されている。出演の経緯を「ADAが勝手に選んだんですけど」と笑いを誘いつつ、「1番最初は世界第2位のリクルーターさんが私をリクルートしてくれました。その時は友だちがみんないて、みんなエージェントで『今すぐやれ』と言われたので(ゲームの『Ingress』を)やり始めました。日本人のエージェントの女性でADAの声に合いそうな人を紹介してくれという順番で、最初は普通のエージェントだったんです」と最初はゲームからスタートしたという。「YouTuberにもなって驚きました」とまさかの展開の驚きを隠さなかったが、「ゲームユーザーの皆さんもアニメーションが好きな皆さんも、一緒に見守ってこの世界に没入して楽しんでください。全世界でオンエアされるので、世界中のエージェントの皆さんと同時に楽しんでいただける滅多にない機会をいただけて本当に幸せだと思っています」と感謝の言葉を口にしていた。