マクセルは10月11日、美容家電の新ブランド「llexam」を発表しました。llexam第1弾の製品ラインナップは、ドライヤー2モデルと美顔器1モデル。残念ながら家電量販店での取り扱いはなく、美容サロンルートから販売するそうです。欲しい場合は、美容サロンから注文する形となります。

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    会社名である「maxell」をさかさまにすると「llexam」に。世の中の常識をひっくり返す、そんな願いが込められています。写真は左から、ナノイオンドライヤー「MXHD-1000」、光ドライヤー「MXHD-3000」、美顔器「MXFC-1000」

熱源は「光」

今回発表された製品のなかで最も面白いと感じたのが「光ドライヤー」(MXHD-3000)。本体に独自のランプユニットを搭載し、光のエネルギーで髪を乾かします。

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    「光ドライヤー」(MXHD-3000)

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    手に持った感じ。通常のドライヤーよりも大きいことがわかるでしょうか

通常のドライヤーは、内部のヒーターで温めた空気を放出します。ですがヒーターで温めた空気は、髪の毛に届く前に周りの空気によって熱を奪われてしまい、温度にムラができてしまいます。髪の毛をドライヤーしたとき、極端に熱い部分があったり、ぬるい部分があったりするのはそのためです。

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    光は周囲の空気に熱を奪われることがないためエネルギーロスが少なく、消費電力は600Wで済みます

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    発表会には、ヘア&メイクアップ アーティストとして活躍している奈良裕也(ならゆうや)さんが登場。光ドライヤーをほめていました

光ドライヤーは、直進する光の性質を利用し、髪の毛に熱を均一に伝えられるため、髪の毛を乾かすときのダメージを抑えられます。温度は50度前後とやや低温で、髪の毛にしっかり水分を閉じ込めながら乾かせます。

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    中のランプが光っています

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    「強」モードだと、風量はなかなかでした

本体サイズはW23.5×H22.3×D9.0cm、重さは約835g。ランプユニットの搭載で、大きく、重くなっているのが玉に瑕ですね。もう少し軽量になったらもっと使いやすいかな、と思います。

消費電力は600W。マクセルによると、通常のドライヤーの消費電力は1,200Wとのことなので、通常の半分ということになります。髪の毛がツヤツヤになって、節電もできるなんて、ダブルでうれしくなりますね。価格はオープンで、推定市場価格は45,000円前後(税別)です。

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    美顔器「MXFC-1000」、推定市場価格は40,000円前後(税別)

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    ナノイオンドライヤー「MXHD-1000」、推定市場価格は15,000円前後(税別)