南海電気鉄道は12日、台風21号の影響で駅舎火災が発生し、9月11日から臨時の出入口にて営業を再開していた南海本線尾崎駅について、当面は難波方面・和歌山市方面ホームに改札機を設置して営業すると発表した。
南海本線尾崎駅の駅舎火災は9月4日に発生。その後、2面4線の外側の線路上にスロープを設置し、臨時の出入口にて営業を再開している。1・4番線ホームは使用できず、現在は2・3番線ホームのみ列車が停車する。
営業再開後の尾崎駅では、臨時出入口付近にICカード専用改札機が設置されていた。今回の発表によれば、10月12日から当分の間、難波方面・和歌山市方面ホームにそれぞれ改札機を設置し、臨時改札口として運用するとのこと。これにより、IC乗車券に加え、磁気乗車券も改札機に投入できるようになる(下りホームに出場専用のICカード専用改札機も設置)。ただし、きっぷ購入の場合は駅で乗車駅証明書を受け取る必要があり、着駅で精算機に乗車駅証明書を投入し、発券された精算券を改札機に通して出場する手順となる。
火災が発生した尾崎駅の橋上駅舎については、ホーム間の移動のみ階段・通路を利用できる。その他の階段・エスカレーター・エレベーターは現在も利用不可。駅構内へは引き続きスロープを利用して入出場することになる。