JR東日本水戸支社は11日、常磐線広野~木戸間に設置する新駅の名称を「Jヴィレッジ駅」に決めたと発表した。駅近くのサッカー施設「Jヴィレッジ」から取った。

  • 常磐線広野~木戸間の新駅、Jヴィレッジ駅は2019年4月頃に開業予定(写真は常磐線いわき駅以北の区間で運行される651系の普通列車)

福島県の広野町・楢葉町にまたがるJヴィレッジは、日本サッカー協会(JFA)のナショナルトレーニングセンターとして1997年にオープン。東日本大震災後は東京電力福島第1原発事故の対応拠点となり、今年7月にサッカー施設として一部再開した。全面再開は2019年4月を予定している。

常磐線広野~木戸間に設置される新駅も、Jヴィレッジの全面開業に合わせ、2019年4月頃に開業予定とのこと。JR東日本水戸支社は駅名決定の理由を「福島県における東日本大震災からの復興のシンボル」であるJヴィレッジに隣接していること、駅の位置がわかりやすいことが決め手となったと説明。同施設を中核として、地域のさらなる活性化も期待できることから、地元の要望などを踏まえて駅名を「Jヴィレッジ駅」に決めたとしている。