JR北海道は11日、苗穂駅新駅舎の開業と札幌駅高架30周年を記念し、「北海道150年企画 ~感じる歴史・めぐる地域~ 第8弾」として「札幌駅高架30周年&苗穂駅新駅舎開業」キャンペーンを実施すると発表した。
苗穂駅は駅周辺地区まちづくり事業にともない工事を進めていた新駅舎が11月17日に開業。苗穂駅周辺には北海道遺産などの歴史的建造物が多くあり、今年、命名150年を迎えた北海道の歴史とともに発展した産業の歴史なども学ぶことができる。
今回のキャンペーンでは、苗穂駅の歴史や周辺の観光スポットを紹介するパネル展をはじめ、新駅舎開業当日の記念列車(団体列車)となるリゾート列車「ノースレインボーエクスプレス」を使用した「元気です 北海道号」の出発式、新駅舎開業記念入場券の発売、苗穂駅周辺の歴史的なスポットなどを巡るJRヘルシーウォーキングの開催、同社サイト内で展開している「北海道とともにあゆんだ鉄道の138年」に苗穂エリアをテーマにした記事の掲載などが行われる。
札幌駅は1880(明治13)年の幌内鉄道手宮~札幌間の開通に合わせて誕生し、数度の改築を経て1988(昭和63)年に高架駅となった。その後もJRタワーの開業など大きく変貌を遂げ続けており、今年の11月3日に高架駅としての開業30周年を迎える。
キャンペーンでは札幌駅の誕生からいままでを振り返るほか、札幌駅のスポットや札幌駅で働く人を紹介するパネル展の開催、札幌駅社員が札幌駅立売商会とともに企画した記念駅弁「高架30周年記念駅弁」の発売、高架30周年記念入場券の発売、札幌駅高架30周年当日撮影スポットを設置して記念撮影会の開催、JRタワー35階のスカイレストラン「丹頂」にて、歴代の札幌駅が描かれたランチョンマット(紙)付きランチの販売が行われる。
高架30周年記念旅行商品として、往復の列車と宿泊がセットになった、道内各地から札幌への特別価格の旅行商品「お得にいこうか! 札幌ステイパック」も発売されている。