コネヒトはこのほど、「変えよう、ママリと」プロジェクトにおいて、アプリ「ママリ」のユーザーで妊娠中または子どもが1人以上いるママ、5,022名を対象として「働くことについて」のインターネット調査を行った。その結果、約90%のママが働きたいと回答し、多くのママが高い労働意欲を持っていることがうかがえた。

  • 今後、働きたいというお気持ちはありますか?

最初に「今後、働きたいというお気持ちはありますか? 」という質問をしたところ、「そう思う」が59.7%、「どちらかといえばそう思う」が29.6%で、合計で89.3%となり約90%の方が「働きたい」という結果になった。

  • 現在の職場、業務内容、待遇などに疑問や気になる点はありますか?

次に「現在の職場、業務内容、待遇などに疑問や気になる点はありますか? 」という質問については、「ある」が38.7%、「どちらかといえばある」26.8%で、合計で65.5%のママたちは現在の職場に何かしらの課題を感じているということがわかった。

  • 現在の職場などに対する「疑問や気になる点」はどのようなものですか?

では、どのようなことに疑問などを感じているのかについて聞くと、一番多かった回答は「昇進や昇給を期待しにくい」が50.2%で、「妊娠や育児に対して上司や同僚の理解が薄い」が27.5%、「働くママが周囲にいない・少ない」26.0%と続いた。

職場の「雰囲気」に関係することに回答が集まっており、人数ベースで見たところ、課題を感じているママの約半数の50.2%が、この3つの回答を選択していることからも、「職場の雰囲気」が働きづらさを生む要因になっていると考えられる。

しかし、「現在の職場で働き続けるイメージはありますか? 」の質問に対しては、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と約70%が回答しており、現在の職場に疑問を感じると回答したママたちに限っても、61.6%が今の職場で働き続けると回答している。課題を感じていても、転職までは踏み切れないという現状がわかる結果となった。

  • 産休・育休を取得されたことはありますか? (雇用形態別)

「産休・育休を取得されたことはありますか?」という質問をしたところ、現在仕事に就いているママ全体で産休・育休を取得した経験があるのは77.1%だった。これを雇用形態別に見ると、正社員は87.3%、パート・アルバイトは52.1%と、取得率に約35ポイントの差があることもわかった。

  • 後輩ママや子どもたちのために社会を少しでもよくするためのアクションをしたいと思いますか?

今回の調査で、妊娠・子育てをしながら仕事をするには環境的に難しい職場も多いことがわかった。一方、「後輩ママや子どもたちのために社会を少しでもよくするためのアクションをしたいと思いますか? 」の質問には、「そう思う」53.0%、「どちらかといえばそう思う」41.6%と、合計で94.6%のママたちは現状を変えていこうという気持ちが強いという結果になった。

「変えよう、ママリと」プロジェクトでは、ママの声を起点に、ママが一歩を踏み出しやすい社会の実現に向けて取り組んでいくという。

※調査結果:「変えよう、ママリと」プロジェクト調べ