UL Benchmarksは8日、ベンチマーク「3DMark」のアップデートを発表した。最新バージョンは「2.6.6174」で、統合グラフィックスを搭載したノートPCやタブレット向けの新テスト「Night Raid」が追加される。
「Night Raid」は、統合グラフィックスを搭載したノートPCやタブレットなどに最適化されたDirectX 12対応ベンチマーク。2つのグラフィックステストと、1つのCPUテスト、スコアに影響のないデモ映像が組み合わせられている。
同じDirectX 12対応でも、ゲーミングPC向けの「Time Spy」より軽い負荷でテストできるとし、逆にディスクリートGPU搭載デバイス向けには「Time Spy」や「Time Spy Extreme」を使うよう案内されている。
また、Windows 10 on ARMもサポートし、レノボのSnapdragon 850搭載Windows PC「Yoga C630」など、ARM搭載Windowsデバイスの性能テストも可能。
テストの実施解像度は1,920×1,080ドット。機能レベルは feature level 11。システム要件はCPU動作クロックが1.8GHz/2コア以上、GPUがDirectX 12対応、グラフィックスメモリが1G、OSがWindows 10。
通常の3DMark Basic Editionのほか、3DMark Advanced Edition、3DMark Professional Editionの全エディションで、無料アップデートにより追加される。この大型アップデートを記念し、同社では3DMark Advanced Editionが75%オフになるセールも開催している。セール期間は10月15日まで。