イー・ラーニング研究所は10月5日、子どもがいる親を対象とした「子どもの金融教育に関するアンケート」の結果を発表した。調査期間は8月1~20日、調査対象は20~50代の子どもがいる親、有効回答は238人。
子どもの小遣い、「1,001円~2,000円」が最多
子どもにお小遣いを渡しているか尋ねると、「はい」が48.2%、「いいえ」が52%と、答えが二分する結果に。続けて「はい」と回答した人に月額の子どもの小遣いはいくらか聞くと、「1,001円~2,000円」が28人、「501円~1,000円」と「2,001円~3,000円」が同数の22人と続いたほか、2,000円以下が約半数を占めた。
子どもの小遣いの管理を行っている人は、「子ども自身」が134人で最多、次いで「親」が102人となり、「子ども自身」「親」以外はほとんどいなかった。また子ども自身が交通系ICカードなど現金以外でお金を使う機会はあるか質問したところ、「はい」が58%を占め、子どもの世界でもキャッシュレス化が進んでいることが窺える結果となった。
将来の子どものお金の使い方に不安を感じている人は74%。子どもの金融教育は必要だと感じるかとの問いに対しては、「はい」が100%に達し、全員が必要性を感じていることがわかった。さらに金融教育がいつから必要だと感じるか聞くと、1位「小学校1・2年」(86人)、2位「小学校に入るまで」(64)、3位「小学校3・4年」(41人)となった。