(前編のつづき)わたしが重視したのは、「対策」と「気持ちの切り替え」。このふたつです。そして目指したのは、「大変な変化も、楽しんでしまえる」自分になること!
まずは対策。専門の本をたくさん集めて、徹底的に読みあさりました。そして、先輩ママの友人に話を聞きまくりました。妊娠報告のとき、冒頭のように笑顔で祝福してくれた先輩ママの友人たちに、思いきって「あの……実はわたし、妊婦、キツいんだけど……」と本音を話してみると、「そうそう!妊娠するまで、あんなに大変って分からなかった!」「妊婦ってしんどいよねー!!」と、貴重な経験談が出てくる出てくる。「やっぱりみんなもそうなんだ!わたしだけじゃないんだ!」と思うことで、心がふわりと柔らかくなるのを感じました。
つわりや便秘については、何でも主治医の先生にお話していろいろな対策を教えてもらいました。妊娠線の不安は、対策用のオイルを塗るなど、できることは全部試してみることで乗り切ることに。好きな香りのオイルだと、リラックス効果も期待できて一石二鳥。大きなおなかをやさしくマッサージする行為は、まだ見ぬ我が子とのスキンシップのようで楽しかった。毎日の習慣にすることで、だんだん母親になる心の準備が整ってくるような感覚を覚えたものです。
精神的につらく感じることは、人に話す、日記に書くなど、ひとりでためこまないように心がけました。話し相手はパートナーでもよいのですが、できれば同じ経験をしたことのある先輩ママや妊婦友だちがおすすめ。やっぱり、「悩みを共有できる」ってとても心強いものです。