俳優の高橋一生が主演するカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕らは奇跡でできている』(毎週火曜21:00~)が、きょう9日に10分拡大でスタート。放送開始にあたり、高橋は「このドラマの受け取り方は、本当にみなさんの自由です。それぞれの方に楽しんでいただきたい」とメッセージを寄せた。
高橋演じる生き物のフシギに目がない変わり者の大学講師・相河一輝の日常を描く同ドラマ。「一輝の目線を通しても、他の登場人物を通しても、さまざまな価値観に触れていけます。ジャンルがカテゴライズできないドラマになっていますが、まず1話を見ていただいてこのドラマの見方のようなものを、それぞれの方に楽しんでいただければいいなと思います」と提案する。
一輝は、「○○すべき」など、つい“正解”を探してしまいがちな周囲の人々に、「それ、誰が決めたんですか?」「皆さんが考えたことを、皆さんの言葉で聞きたいです」と、常識にとらわれないものの見方で、周囲に緩やかな変化をもたらしていくキャラクター。「いろいろな人がいて、それぞれ1人ひとりが素晴らしいものを持っていることを、説教臭くなく伝え、みなさんが豊かな気持ちになっていただけるドラマをと、キャスト、スタッフみんなで日々考えて作っています。豊かさを大事にしていただけるドラマだと思います」と作品に込めた思いを語った。
今夜放送の第1話は、不得意なものは先送りにするという悪い癖がたたり、歯の痛みを我慢できなくなった一輝が、かつて師事した教授・鮫島(小林薫)の紹介で歯科クリニックを受診。そこで出会った水本育実(榮倉奈々)は、容姿端麗で若くして院長を務める、まさに才色兼備なエリートで、年下でオシャレな歯科衛生士の丹沢あかり(トリンドル玲奈)もうらやむような人生を送っていた。
早速、来院した一輝の診療にあたる育実だったが、やがて、一方的に話したり、診察の時間を守らない一輝の態度にいら立ちを隠せなくなり、ついに「常識っていうものがないんですか?」とキツイ一言を浴びせてしまう。